イベントスタッフの志望動機|書き方のポイントや例文をご紹介

イベントスタッフの志望動機|書き方のポイントや例文をご紹介

イベントスタッフは比較的時給が高く、短期から長期まで自分のライフスタイルに合わせて働くことができる魅力的なアルバイトの1つです。

しかし、いざイベントスタッフで働こうと考えても、志望動機をどういう風に書けば良いのか悩むという方も多いでしょう。

そこでこの記事では、イベントスタッフに応募する際の志望動機の書き方やポイントなどについて詳しく解説します。

イベントスタッフの志望動機|書き方のポイント

どのような面接でも、最も重要視されるのが志望動機です。

イベントスタッフの面接の場合でも例外はなく、履歴書に必ず記載する必要があり、面接時にも直接聞かれます。

ここでは、志望動機の書き方のポイントについて詳しく解説します。

なぜイベントスタッフの仕事をしたいのか明確にする

志望動機を書く際、最も大切なのは「なぜほかの業種ではなく、この業種を選んだのか」という点です。

この部分を抽象的で当たり障りのないことを書いてしまうと、面接官から「この理由だとほかのところでも働けるんじゃない?」と返されてしまうかもしれません。

そのため、できるだけ具体的にイベントスタッフとして働きたい理由を明確に書くように意識しましょう。

経験者は経験をアピールする

イベントスタッフを経験したことがある場合は、その経験がアピールポイントになるため、積極的に経験をアピールしましょう。

たとえば、「以前イベントスタッフで会場の設営と撤去を担当していた」や、「お客様の誘導を担当した際、対応が丁寧と褒められたことがあり、やりがいを感じた」など、できるだけ細かく伝えると好印象を与えることができます。

イベントスタッフではどんな人材が求められるか考える

イベントスタッフは同業者や来場者など、非常に多くの人と関わる仕事です。

そのため、積極的に周囲とコミュニケーションがとれたり、臨機応変に行動できたりする人は、企業側や来場者から好印象を持たれます。

それだけでなく、会場の設置や撤去など、イベントスタッフは力仕事が必要になる仕事でもあります。

それらを踏まえ、どんな人材が求められるかを下記で詳しくご紹介しますので、そのなかから自分に当てはまるものをアピールポイントとして取り入れてみましょう。

体力に自信がある

暑さ寒さが厳しい季節であったとしても、野外で長時間の立ち仕事になることも少なくありません。

そのため、日ごろから体を動かすことが好きな人や体力に自信がある人であれば、大きなアピールポイントになります。

また、部活動などで体を動かしていた人は協調性という面でも企業側に好印象を与えられるため、学生時代に部活動に励んでいた場合は積極的にアピールすると良いでしょう。

時間が守れる

仕事をするうえでは当然のことですが、スケジュールが決まっているイベント行事に遅刻はご法度です。

きちんと時間が守れ、余裕をもって集合場所に集まれる人はイベントスタッフはもちろんのこと、ほかの業種でも信頼してもらえるようになります。

当たり前のことを当たり前に行動できるという点は素晴らしいアピールポイントになるため、些細なことだと思っていてもしっかり伝えるようにしましょう。

臨機応変な対応ができる

イベントごとに現場や仕事内容が変わるイベントスタッフは、ディレクターからの指示に対する理解力や柔軟な対応を求められます。

ケガや事故を未然に防ぐために小さな変化にも素早く対応できる観察力や、想定外の事態が起こった場合も臨機応変な対応ができる人は大きなアピールポイントといえます。

コミュニケーション力がある

上述したように、イベントスタッフはほかのスタッフと協力して働くだけでなく、来場者との会話もあるため、コミュニケーション能力が求められます。

そのため、コミュニケーションが円滑に取れないと協調性がないと判断され、面接で落とされてしまうかもしれません。

人と接することが好きな人や会話することが好きな人は積極的にコミュニケーション能力をアピールしていきましょう。

イベントスタッフの志望動機の例文

イベントスタッフにはどんな人材が求められているかを理解することで、企業側に対して自分のアピールポイントが明確になってくるでしょう。

ただし、全部に当てはまっている必要はなく、「ここが私の強みです」というようなアピールができれば十分です。

以下では、そんなポイントを抑えつつ、志望動機のOK例文とNG例文をご紹介します。

志望動機OK例文

まずはOKの場合の例文をご紹介します。

志望動機を作成する際の参考にしてみてください。

イベントが好きだから

イベントに参加することや人と関わることが好きであり、運営側で携わってみたいと思ったため、応募いたしました。丁寧なお客様との対応や会話を心がけ、ほかのスタッフと積極的に協力し、イベントを成功させることに尽力したいと考えています。

「イベントの空気感が好き」や「一体感があって好き」というような動機で応募するのはもちろん、自分も運営側で働いてお客様に楽しんでもらいたいという理由は、企業側に納得してもらえる志望動機に成り得ます。

「好きなものを仕事として働きたい」という熱意は相手に伝えやすく、自然と説得力も生みやすいため、積極的にアピールすると良いでしょう。

ただし、流行的な気持ちは抑え、あくまで仕事として働きたいという気持ちを前提にすることが大切です。

経験をアピール

以前、イベントスタッフとして働かせていただいた際、イベント設置や撤去をしました。学生時代の部活ではテニス部をしておりましたので、体力には自信があります。前職のイベントスタッフとしての経験や、部活動で培った体力を活かしてイベントを成功させたいと思い、応募いたしました。

経験者というのはイベントスタッフだけでなく、どの業界にも歓迎されやすいものです。

一からはじめる人よりも多少勝手が分かっている人のほうが即戦力になりやすく、企業側に好印象を与えられる志望動機といえます。

イベントスタッフとしての経験を持っている場合は、どのような経験をしてきたかを積極的にアピールをすると良いでしょう。

未経験だけど体力やスキルをアピール

私が貴社を志望する動機は、コンサート会場でイベントスタッフの活躍をいつも拝見しており、私も一体感のある雰囲気のなかで一緒に働かせていただきたいと思ったからです。イベントスタッフの経験はございませんが、前職では接客業をしていたため、コミュニケーション能力はあると自負しています。その能力を活かし、お客様に対して明るく丁寧に接することを心がけたいと考えております。

未経験の場合だと何もアピールするものがないのではないかと考える人もいるかもしれません。

しかし、体力に自信のあることや前職で接客していたことといった経験やスキルは、大きなアピールポイントになります。

そのほかにも、臨機応変に対応してきた経験や柔軟な対応が求められる仕事をしてきたという場合は、積極的にアピールすると良いでしょう。

将来イベント会社で働きたい

今はまだ学生ではありますが、将来的にはイベント会社へ入社して働きたいと考えています。そのため、学生のうちからイベントスタッフとしての経験を積み、貴社に貢献するとともに自分を成長させたいと思い、応募いたしました。

自分のやりたいことを明確にし、将来を見据えて精進する人は輝いて見えるものです。

そのため、将来イベント会社で働きたいというような志望動機は企業側から見ても好印象に感じてもらえます。

そのほかにも、具体的に学びたい知識や経験があれば、それらも踏まえてアピールすると良いでしょう。

志望動機NG例

一方、NGな志望動機としては、以下のような例文が挙げられます。

貴社を志望した動機は、コンサートのリハーサルを見る機会もあるとお伺いしました。私は将来、プロのアーティストになることを目指しており、将来のために経験や知識を吸収できる貴社でぜひ働かせていただきたいと考えています。

私は歌手の〇〇さんや〇〇というアイドルが好きであり、その近くで働きたいと思い、貴社に応募いたしました。イベントスタッフとして働けばライブやコンサートなどでイベント成功を支えつつ、貴社の売り上げに貢献したいと考えています。

これらの志望動機では、流行的な気持ちが全面的に出てしまっていて、イベントスタッフじゃなくても良いのでは?と思われてしまう可能性があります。

また、志望動機としては弱く、説得力に欠けてしまうため、このような志望動機はおすすめしません。

イベントスタッフバイトのよくある質問

イベントスタッフバイトのよくある質問

ここでは、イベントスタッフのバイトとしてよくある質問をまとめました。

疑問点や不安点がある場合は、ぜひ参考にしてみてください。

ぶっちゃけイベントスタッフのバイトってきつい?

イベントスタッフは、寒さや暑さが厳しい季節であったとしても長時間の立ち仕事であり、体力と根性が必要になるアルバイトです。

また、マナーやルールを守らない来場者の対応など、精神的にもきついことは否定できません。

しかし、短期バイトであることが多く、土日や祝日、大型連休だけ働くというような自分のライフワークに合わせることができ、人間関係に気を遣う必要がないなどのメリットがあります。

決して楽な仕事ではありませんが、どこを重点に置くかで「楽な仕事か」「きつい仕事か」の意見が分かれるでしょう。

面接で聞かれる質問は?

イベント企業によって質問はさまざまですが、一般的な質問は以下の通りです。

  • 土日両方とも出られるか
  • 月何回出られるか
  • 通勤手段や通勤時間
  • いつから働けるか
  • これまで経験したアルバイトは何か
  • 自己PR
  • 長所・短所

事前に答えを考えておくことでしっかりとした対応ができるようになるため、落ち着いて話せるように練習しましょう。

高校生でもイベントスタッフとして働ける?

高校生でもイベントスタッフとして働くことは可能です。

すべてのイベント企業で働けるというわけではありませんが、高校生歓迎の求人も多数あるため、高校生でも安心して働くことができます。

ただし、法律によって深夜まで働くことはできず、給料が一般の人よりも低く設定されているため、あらかじめ理解しておくことが肝心です。

バイト当日の持ち物はある?

バイト当日の持ち物として必要なものはいくつかあります。

必須のものから持っていると便利なものまで簡単にご紹介します。

  • 腕時計

スケジュールが決まっているイベントには必須です。イベントスタッフとして働く際は必ず腕時計をしましょう。

  • 筆記用具、メモ帳

教えてもらったことをメモしたり、ネーミングをするときに便利だったりするのでほぼ必須です。教えてもらったことを忘れてしまってもメモがあれば思い返せるため、入りたての際は特に必須といえます。

  • ミニバッグ

さまざまなものを収納するのに便利であり、持ち物が多い場合は特に必須です。私物を置き忘れるという心配をする必要がなくなるほか、私物を管理しやすくなります。

  • 養生テープ

ケーブルが足に引っかからないようにまとめる際に必要です。また、ばりみにも使用するため、あると良いかもしれません。

  • ペットボトルホルダー

バッグにつけておくと飲み物が手に届くようになるため、すぐに飲むことができ、熱中症予防にもつながります。

  • 飲み物

長時間野外での活動になるため、夏は特に熱中症対策として飲み物を用意しておきましょう。イベント会場周辺にコンビニや自販機があれば現地で用意することは可能ですがはじめて行く場所の場合は現地調達できるかどうかは分かりません。そのため、事前に用意しておくことが無難といえます。

服装の指定はある?

基本的には服装自由となっていることが多いですが、黒や濃紺のポロシャツ、黒やベージュのパンツ、靴はスニーカーなどがイベントを開催する側の一員として相応しい服装といえます。

動きにくい服装だと仕事に支障が出てしまったり、服が汚れてしまったりする可能性があるため、できるだけ動きやすい服装でイベント会場に向かうことをおすすめします。

イベントスタッフにおすすめの派遣会社

志望動機の具体例やよくある質問についてご紹介してきました。

いざ応募しようとしてもさまざまな求人があり、どれに応募すれば良いのか分からないと迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。

ここでは、イベントスタッフにおすすめの派遣会社をご紹介します。

テイケイワークス東京

テイケイワークス東京

運営会社 テイケイワークス東京株式会社
得意な職種 軽作業、物流関係

テイケイワークス東京では、定期的に登録説明会を実施しており、WEBから申し込んで自分の都合の良い日程を指定して説明会に参加することができます。

現在ではキャンペーンも行っており、登録後の初勤務で給料に特別手当がつくこともあります。

イベント会場の設営、撤去から、会場内での資料配布スタッフ、お客様の案内業務など、イベントスタッフの仕事も豊富に取り揃えています。

イベントスタッフの他にも、簡単な軽作業なども募集しているため、ぜひ一度登録してみてはいかがでしょうか。

ライブパワー

テイケイワークス東京

運営会社 株式会社ライブパワー
得意な職種 コンサート、イベント会場の案内・警備

ライブパワーは、主にコンサートスタッフを中心に扱っている派遣会社です。

日本武道館や横浜アリーナなどの有名な会場でのイベントスタッフとして働くことができるため、コンサート会場で働きたいという人にはぴったりです。

また、ライブパワーは20周年ということで実績も非常に多く、登録後はスマホからシフト申請が簡単にできるほか、初心者交流会もあるため、未経験の場合でも安心して働くことができるでしょう。

シミズオクト

シミズオクト

運営会社 株式会社シミズオクト
求人数 登録後、メールで求人が送られてくる
得意な職種 イベント、コンサートスタッフ業、警備

イベントや警備からはじまり、設営や運搬、撤去、清掃まで細かく分かれて求人があり、各県で求人募集を出している派遣会社です。

コンサートだけでなく、野球会場などの求人もあるため、自分の好きなイベントスタッフへ応募してみると良いでしょう。

シミズオクトには登録会などはなく、WEBで応募後、普通の面接となります。

シミズオクト

派遣会社でイベントスタッフを始めるメリット

シミズオクト

おすすめの派遣会社をご紹介しましたが、派遣会社でイベントスタッフをはじめるメリットにはどのようなことがあるのでしょうか。

ここでは、派遣会社からイベントスタッフをはじめる代表的なメリットを3つご紹介します。

派遣会社に登録すれば面接がない場合も

一般的にアルバイトの場合は事前に履歴書を用意し、面接後に採用か不採用の連絡が来るのが主な流れです。

一方、派遣会社であれば履歴書を一度登録するだけで済む場合や、そもそも面接がない場合があります。

また、登録後はすぐに働くことができるため、すぐにお金がほしいという場合は派遣会社はおすすめです。

すぐに仕事を始められる

登録後にすぐに仕事をはじめられることはもちろんのこと、自分のライフワークに合わせてシフトを調整することができます。

また、長期から短期、さらには一日でもOKというところもあるため、通常のアルバイトとは違うシフトで働けることが大きなメリットです。

日払いも可能

給料の支払い方としては、月払いや週払い、日払いといったものがあります。

企業によって異なりますが、週払いや日払いなどを選択することができ、働いた翌日にはその分の給料を手に入れることもできます。

ただし、週払いや日払いの場合は、働いた分の60%を支給といった条件があったり手数料が高かったりする場合もあるため、あらかじめ理解しておきましょう。

まとめ

イベントスタッフの志望動機の具体例をはじめ、よくある質問や派遣会社でイベントスタッフをはじめるメリットなどについて解説してきました。

ほかの業種と同様にイベントスタッフでも志望動機は重要視されるため、しっかり考えて企業へ自分のアピールポイントを伝えることが大切です。

また、派遣会社であれば面接がない場合があり、登録後にすぐに働ける可能性があるといったメリットがあります。

イベントスタッフとして働く際はぜひ派遣会社に登録し、楽しみながら働きましょう。

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