軽作業の志望動機って?面接で失敗しない例をご紹介
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「軽作業の志望動機ってどう書けばいいの?」
「志望動機をうまく言えるか心配…。」
この記事を読まれているあなたはこんなふうにお悩みかもしれません。
面接ってどんなときでも緊張しますよね。
綺麗に書いたはずの履歴書に間違いがないか、見出しなみはきちんとしているか、受け答えはハキハキできたかなど…。
事前に注意していても、振り返ってみると気になる点がたくさんありますよね。
ということで今回は、軽作業バイトの面接について対策ポイントをお伝えしていきたいと思います。
そもそも軽作業に面接はあるのか?面接があるならどんな態度で臨めばいいのか、アピールポイントから志望動機の例文までご紹介!
「短期バイトだからそんなの必要ないのでは?」と思っている方、必見ですよ。
目次
そもそも、軽作業バイトって面接があるの?
軽作業バイトを始める方法は大きく分けて2通り。
派遣会社に登録するか、通常のアルバイトのように求人広告から応募するか。
どちらを選ぶかによって面接の有無が決まります。
派遣会社の中には「ネット完結」で登録が済んでしまう会社があり、面接を行うことなく働くことが可能です。
しかし、それはごく一部の話であり、多くの場合は面接、もしくは面接に似たようなことを行わなければ働くことができません!
*派遣会社でも登録説明会と呼ばれる、来社形式の説明会があり、仕事の説明が終わった後に志望動機の質問、スキルチェックやカウンセリングなどがある場合があります。
軽作業バイトであっても、面接に対応できるよう準備をしていた方が正解ですね。
好印象! 軽作業バイトを始めるにあたってのOK例
経験をアピールする
軽作業バイトは経験がなくてもできるのが大きなウリです。
しかし、経験者が雇われやすいのは事実!ということで自分のこれまでの経歴をアピールすることが採用につながりやすいでしょう。
例えば、倉庫内軽作業になると、立ちっぱなしの仕事が多くなるので、そう言った仕事の経験があることをアピールするのは重要です。
軽作業ではなくても、スーパー・ドラッグストア・コンビニエンスストアなどはその際たるものでしょう。商品陳列からレジ打ちまで、座っている暇がないので評価ポイントになる可能性があります。
接客に関してはそれほど重要視されませんが、立ちっぱなしの作業に強いことが面接官に伝わるはずです。
得意作業としてギフトラッピングなどがあれば、「梱包作業」に対してより強いアピールになることは間違いありません。
今まで自分が培ってきた経験を思い存分アピールしましょう。しかし、短期間しか働いていないアルバイトの経験などは逆にマイナスポイントになってしまう場合もありますので、気をつけましょう。
手先の器用さ・効率的なことをアピール
シール貼りや検品作業に代表されるように、軽作業バイトは意外に手先の器用さを求められる仕事です。
細かい作業が得意なことや、ちょっとしたミスに気がつく注意深さをアピールしましょう。
例えば、ネットニュースの誤字・脱字によく気がつくと言ったささいなことでも構いません。
日常的に行っている習慣は意外にもわかりやすく面接官へのアピールになります。
また、効率の良さも効果的なアピールポイントとなります。軽作業バイトは時間勝負のため、ノルマを課せられる現場も多々あるので、効率よく作業してくれると現場の管理人は何よりありがたいはず。
効率的に仕事ができる点をいくつか挙げて、積極的にアピールしてください。
集中力・体力自慢をアピール
比較的、体力を必要としないしない仕事が軽作業なのですが、集中力は非常に重要視されます。
単純作業の繰り返しになるので、集中力が途切れがち。また注意が散漫になった時にミスや大きな事故につながる可能性だってあります。
1つのことを集中して続けることが得意であれば、大きなアピールになるでしょう。具体的には「1日◯時間集中して勉強したことがある」などでも構いません。
また、体力があることは軽作業バイトに対して大きなアピールポイントになります。
それは、倉庫内作業やシール貼りなどの体力を必要としない仕事はもちろん、イベントスタッフや運搬作業に対しても効果的。
面接官も当然、「体力に自信がない」という人よりも、「体力に自信がある!」と答える人に好印象を抱きます。
これだけはダメ! 軽作業バイトを始めるにあたってのNG例
通勤が便利
働く上で勤務地はもちろん重要ですが、「それだけで仕事を選んでいるのか」と判断されると、面接官は好感を抱きません。
これだけだと仕事内容はどうでもよく、とにかく自宅から近い場所を選んだ、便利な場所だから選んだとみられてしまいます。
たとえ勤務地を理由に仕事を選んでいたとしても、それは全面にアピールせず、「自宅が近いので遅刻はしません」と言った程度にとどめておくのが正解です。
また、派遣会社が近くても勤務地が違う場合や、軽作業の場合はいろんな倉庫や工場が作業場となることもあるので、あらかじめ頭に入れておいてください。
軽作業の特徴とマッチしない
集中力の高さや手先が器用と言ったことが軽作業バイトへのアピールポイントになりますが、的外れな特技や経験はアピールしないほうがいいでしょう。
例えば、「アパレル販売店で5年間接客業を行っていた。接客には自信がある!」など。
軽作業バイトには接客する機会はまずありません。
アパレル商品の検品や梱包作業のアルバイト面接を行った際、その商品の取り扱いに慣れている、というのはアピールポイントになりますが、接客を強調されてもあまり意味がないでしょう。
シフトの自由度に注目
軽作業バイトの特徴として、シフトの自由度が高いことが挙げられます。激短でも可能ですし、効率良く働きたい人にとっては非常に便利です。
ただし、年末年始などの繁忙期や、人手が不足しているような現場では「シフト自由」を志望動機にされると、あんまり働いてくれないのか…という印象を与えかねません。
自分のスケジュールを確認し、どの程度働けるのか、週に何回働けるのかなどを面接官に伝えるようにしましょう。
軽作業バイトの志望動機の例文
【OK例①】|軽作業バイトの志望動機
私は、大学時代にサークル活動としてバレーボール同好会に所属しておりました。
週3回の練習を継続して行っていたので、足腰には自信があります。
貴社のように倉庫内で作業を行う場合は、立ちっぱなしの作業や移動が多くなると思いますが、その点には十分対応ができるかと考えています。
貴社のように資格取得制度のバックアップ制度が充実しており、社会貢献を行っているところであれば、自分自身の成長にもつながると考えています。
【OK例②】|軽作業バイトの志望動機
私は学生時代に1年間百貨店のレジ担当としてアルバイトを経験しており、特にお中元やお歳暮時期にはギフトラッピングを行っていて、たくさんのお客様から感謝していただきました。
ですので、梱包作業に関してはまさに自分のアルバイト経験が生かせると考え、すぐに戦力になれると自負しています。
【OK例③】|軽作業バイトの志望動機
私には、普段からネットニュースの誤字・脱字に気が付くことができる注意深さがあります。
自身の長所を活かして、御社の検品作業でも不良品の仕分けを注意深く確認できるのではないかと考えております。
【OK例④】|軽作業バイトの志望動機
いかに効率よく作業を進めるかを考えるのが得意です。
以前の洗い場でのアルバイトでは、店長や同僚に「いつもスピーディーにお皿を洗ってくれて助かるよ」と感謝されることも多くありました。
洗い場バイトの際も立ち仕事でしたので、体力的な面も心配ありません。
【OK例⑤】|軽作業バイトの志望動機
以前はデータ入力のアルバイトを2年間していたため、集中力には自信があります。
また、与えられたお仕事を淡々とこなせるので、御社の募集している軽作業バイトにはまさにぴったり合うと感じました。
上記のように、軽作業バイトに通ずる経験や体力面での自信、集中力、手先の器用さなどをアピールできると非常に良いですね。
【NG例①】|軽作業バイトの志望動機
私は駅前に自宅があるので、貴社への通勤が非常に便利で帰宅までも時間がかかりません。
近くて便利なので選びました。よろしくお願いいたします。
【NG例②】|軽作業バイトの志望動機
雑貨屋でのアルバイト経験があるため、どんな接客をしたらお客さまが商品を購入してくれるのかを心得ています。
実際に、以前のバイト先では売上ナンバーワンになった月もあります。
自信のある接客スキルを活かして、軽作業バイトも頑張ります。
【NG例③】|軽作業バイトの志望動機
私のとって貴社のシフト自己申告制はとても魅力的です。
自分のスケジュールに合わせ、都合のいい時に精一杯業務に励んでいきたいと考えています。
【NG例④】|軽作業バイトの志望動機
未経験でも合格できると聞いて、応募しました。
特に得意なこともありませんが、迷惑をかけないように努力します。
【NG例⑤】|軽作業バイトの志望動機
将来は飲食店を経営したいと考えており、そのために必要なスキルを学べると思ったので応募しました。
お客様に喜ばれるメニューや内装を考えながら、お仕事に取り組めたらと思っております。
このように、シフトの自由度や通勤の便利さだけに注目した志望動機や、まったく軽作業バイトに関係のない志望動機を述べるのは好ましくないですね。
軽作業バイトの面接に行く前の注意点
注意点①|身だしなみ
軽作業バイトの面接は服装自由とするところが多いようです。しかし、大手の派遣会社などではスーツ着用が基本となっているので、事前に確認を行うようにしてください。
私服で行く際にもいくつか注意点があります。まず、金髪(極端な染髪)ネイルはNGです。
金髪でアルバイトの面接に行くのは、どんな職種であっても好感は抱かれませんよね。「真面目に仕事してくれるのかな?」という印象を持たれてしまうので避けてください。
ネイルは手先を使用する作業の邪魔になりますので、軽作業バイトではすべての会社でNGだと考えてください。
倉庫内作業である検品や梱包では、ネイルなどの異物混入がクレームにつながってしまうなどの理由があるため注意しましょう。
服装に関しても男性の場合は短パン・サンダルがNGとなります。女性の場合は露出の高い服装、男女共通して寝巻き・部屋着で面接に臨むのは論外です!
結論として私服で面接に行く場合も、常識的な服装を心がけ、過剰なアクセサリーを装着しないように心がけましょう。
注意点②|持ち物
面接に行く場合の持ち物として、履歴書・印鑑・証明写真が当たり前のものとして挙げられますね。
これらが必要な面接かどうかは会社によって異なるので、これも事前に確認を取る必要があります。
派遣会社の場合だと「履歴書は必要なし」とする会社も増えてきています。その代わり携帯電話が必要になったり、面接の前にネットで個人情報とともに職歴や経歴を入力する必要がある場合もあります。
また、メモ帳と筆記用具を必ず持参するようにしましょう。面接ではメモを取る機会はありませんが、説明会を行った後に面談(面接)を行う会社もあるので、重要事項はメモを取る必要があります。
また、A4サイズの書類が入るカバンを持参すると理想的です。
会社からのパンフレットや、説明会で使用した書類を持ち帰ることができるので、カバンを用意するようにしましょう。
注意点③|挨拶・受け答えをはっきりと
軽作業バイトに限らず、面接では挨拶や質問の受け答えがはっきりしないと印象に残りません。そのため、以下の点に注意してください。
- ・面接官だけではなく、会社のスタッフにはきちんと挨拶を行う
- ・挨拶の際や質問に答える場合は面接官の目を見て答える
- ・聞き取りやすく、はっきりとした口調で話しをする
- ・ドアをノックして返事があってから入室し、礼をする。着席の際にも一言「失礼します」を断ってから座るようにする
- ・志望動機は、あらかじめ用意した文章を読まずに言えるようにし、具体的な説明を行う
- ・勤務地・シフト・仕事の希望条件があればきちんと答え、どの程度の期間働けるかをはっきりと答える。
- ・持ち物や面接時間、面接場所を事前に確認し、遅刻しないよう10分前には面接会場に到着するよう余裕を持って行動する
以上の点に注意して面接に臨んでください。
軽作業バイトの志望動機についてまとめ
軽作業バイトの好印象な志望動機についてまとめると、
- ・経験のアピール
- ・手先の器用さ・効率の良さをアピール
- ・体力・集中力のアピール
が重要だということになりました。
反対に、通勤の便利さやシフトの自由度、全く条件に合わない特徴だけを述べるのは避けてください。
面接は緊張感のある場ですが、焦らずに一言一言を答えていくことが重要です。
礼儀正しく接し、なおかつ自分が会社にどう貢献できるかアピールするのがポイントになります。
身だしなみを整え、持ち物を確認し、きちんとした志望動機を持って面接に行きましょう!

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