2019/12/30
お仕事内容

【派遣バイトも有給取得可能!】取得条件や有休中の給与について

この記事を読むのに必要な時間は約 10 分です。

「派遣のバイトは、有給が取れないのだろうか」と悩んでいませんか?

「休みを取りたいけど、派遣バイトだから有給は無理だよね」と諦めている人もいるでしょう。

決められた期間はたらく派遣バイトは、有給は取れないというイメージもあるようです。

実際のところはどうなのでしょうか。

この記事では、派遣バイトでも有給を取れるのかとともに、有給を取る場合の申請方法や有給期間の給与はどうなるのかについてまとめました。

派遣スタッフやバイトでも有給は取れます

派遣スタッフやバイトでも、一定の条件をみたしていれば有給は取れます。

有給は、正社員でも派遣でも関係なく、はたらく人にもらえる権利です。

制度やルールを守っていれば、派遣でも有給を取ることはできます。

制度を正しく理解して、有意義に有給を取りましょう。

有給ってそもそもどういう制度?

有給は、正確には年次有給休暇と言い、休んだときでも賃金が支払われる制度のことを言います。

有給休暇は、国の法律の労働基準法で定められている、労働者のための休暇日です。

休日ははたらく義務がない日ですが、休暇は、はたらく義務がある日に休みを取ることではたらかなくてもいい日です。

通常は休んだ日の給料はもらえませんが、有給なら、休んだ日の給料がもらえます。

条件を満たせば、1年ごとに一定の日数を有給として使えます。

会社が有給取得を拒否することはできない

会社は、雇っている人に対して、有給休暇を与える義務があります。

この義務を怠ると、会社に6ヶ月以下の懲役か、30万円以下の罰金が課せられます。

働いている人が、休みを取りたいときに取れるよう配慮された制度なので、本来なら会社の許可は必要なく、報告のみで取得可能です。

会社が有給を、拒否することはできません。

ただし、有給取得によって日常業務に支障がでる場合には、有給取得の時期を変えてもらうために時季変更権を行使できます。

有給には時効がある

有給は、使える年数が決められており、時効があります。

初年度は契約の半年後に有給が与えられ、そのあとは1年ごとに与えられます。

有給の権利を得てから2年を過ぎると、有給を使う権利が消えるのです。

自分で有給の日数を把握しておき、有効に有給を取りましょう。

有給がもらえる条件やルール

有給をもらうには、一定の条件を満たす必要があります。

雇用契約をしてから半年以上、契約した労働日数の8割以上出勤することで、勤務形態や勤務時間にあわせた日数の有給がもらえます。

勤務期間による有給の取得日数

有給の取得可能日数は、勤務期間によって変わります。

ここでは、フルタイム勤務と時短勤務に分けて確認していきましょう。

フルタイムは正社員と同じく週5日ではたらく人のことです。
正社員と同じように、働き始めて6ヶ月目に10日の有給がもらえます。

時短勤務の場合は、労働日数によって以下のように変わります。

・週5日勤務で労働日数が年間217日以上の人は10日
・週4日勤務で労働日数が年間169~216日の人は7日
・週3日勤務で労働日数が年間121~168日の人は5日
・週2日勤務で労働日数が年間73~120日の人は3日
・週1日勤務で労働日数が年間48日~72日の人は1日

自分の労働日数を確認して、取得可能な有給を把握しておきましょう。

派遣先が変わる場合は?

派遣バイトは、毎日同じ会社に派遣される場合と、派遣先が変わることがあります。

短期案件や日雇いの仕事は、派遣先からの有給はもらえません。
ただし、同じ派遣会社から仕事を引き受けていれば、派遣会社から有給がもらえます。

派遣先が変わっても、派遣元が同じであれば有給はもらえるのです。

有給の間の給料ってどうなるの?

有給を取っている間の給料はどうなるのでしょうか。

法律では、出勤していた場合と同じ給料を支払うことは基準にしていません。

有給を取った場合に支払われる、給料計算の仕方は3パターンあります。

・平均賃金
・所定労働時間を労働した場合に支払われる給料(いつもと同じ額)
・健康保険法による標準報酬日額に値する金額(労働協定の締結が必要)

会社側が、どのパターンを取るか決めます。

平均賃金と、健康保険法による日額のパターンの場合、有給を取った月の給料は少し減ることになります。

所定労働時間分の給料を支払ってくれるのであれば、有給を取っても給料は変わりません。

派遣バイトの場合、「派遣元」と「派遣先」への申請が必要

派遣バイトの場合、有給をとりたいときは、派遣元に申請をするとともに、派遣先にも有給を申請していることを伝えておきましょう。

有給休暇の手続きを行うのは派遣元ですが、派遣先では、有給を取る人が働いていた分の仕事を、どうほかに回すかを考える必要があります。

派遣元と派遣先のどちらにも、有給を取得する旨を伝える必要はあります。

登録している派遣会社によっては、派遣会社から派遣先に有給所得の連絡を入れてくれる場合もあるので、事前に確認しておきましょう。

有給が使いにくいときの対策

派遣だからという理由で、有給を使いにくいと思ったことはないでしょうか。

ここでは、有給が使いにくいときの対策をまとめました。

申請のときにちゃんと理由をつける

有給は、労働者に認められている権利ですから、理由は言わなくても法律的には問題ありません。

しかし、有給を取るのであれば、周りの理解があったほうが取りやすくなります。

そのためには、有給の申請をする際に、はっきりとした理由をつけましょう。

有給申請するときに便利な事例をいくつか紹介します。

有給の申請の例1:実家に帰省しないといけないor親が上京してくる

親孝行という理由なら、有給の申請も理解してもらえることでしょう。

「実家に帰省をしないといけなくなった」「両親が田舎から上京してくる」という理由づけはどうでしょう。

自分の都合ではなく、親の都合とすることで、周りに理解してもらいやすくなります。

有給の申請の例2:冠婚葬祭のため

冠婚葬祭で有給を取るのも、申請理由として理解してもらいやすいでしょう。

親戚や友人のお祝い事や突然の不幸は、自分で都合をつけられるものではありません。

「結婚式でスピーチを頼まれた」「受付を頼まれた」と相手の都合をつけ加えると、より理解されやすくなります。

不幸の場合は、忌引き休暇になることもあるので相談してみましょう。

有給の申請の例3:旅行に出かけるため

旅行に出かけるためという理由もあります。

旅行などの私用の場合は、忙しい時期や人出が足りない時期を避けるように配慮しましょう。

いけないことをしているわけではないので、正直に申請しておけば問題ありません。

その際は、お土産を買ってくるなど、周りに配慮することで有給を取りやすくなるでしょう。

予定がわかっている場合は早めに申請する

休みを取るということは、派遣先や派遣元に少なからず迷惑をかけることになります。

あらかじめ予定がわかっている場合は、早めに申請することを心がけましょう。

一般的には1ヶ月前くらい、遅くても2週間前までには申請します。

有給の取得後も、お互いに快くはたらくために、マナーとして早めの申請をしましょう。

有給を取る日を分散させる

有給をまとめて全部取るでのはなく、数日に分けて分散さすることで取りやすくなるでしょう。

連続して2日くらいの休みであれば、勤務先でも理解を得られやすいようです。

周りへの配慮をする

有給を取るということは、自分の仕事を誰かが代わりにしてくれるということです。

有給を取るのは労働者の権利ですが、周りへの配慮を忘れないようにすることで、その後も有給を取りやすくなります。

事前に有給を取るのがわかっている場合は、早めに知らせて仕事をお願いしておいたり、有給明けに感謝の気持ちとしてお土産を渡すこともマナーとして大切です。

労働基準監督署へ相談する

会社に有給の申請を拒否され、与えられた日数を使えない場合は、労働基準監督署に相談しましょう。

会社が有給の申請を拒否することは違法です。

労働基準監督署に相談することで、立ち入り調査や是正勧告を出すといった対応をしてくれることがあります。

有給ははたらく人の権利ですから、申請しても理解が得られないようであれば、専門の機関に相談しましょう。

退職時に買取ってもらう方法も

有給を使いきれなかった場合、退職するときに、使わなかった有給を買取ってもらえることがあります。

派遣バイトの場合は、有給の権利が時効で消滅する前に、登録先の派遣会社に相談してみましょう。

派遣バイトでも有給を有効活用しよう

有給の取得は、はたらく人の権利です。

派遣バイトであっても時短勤務であっても、条件さえ満たせばだれでも取得できます。

ただし、いくら当然の権利とは言っても、周りへの配慮は必要です。

休む日程を相談したり、感謝の気持ちを伝えることで、スムーズに有給を取れるでしょう。

制度を正しく理解して、有意義に有給を使いましょう。

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