2021/08/11
短期・日払バイト

派遣会社の仕組みとは?派遣社員の実態やメリット・デメリットも解説

この記事を読むのに必要な時間は約 11 分です。

派遣会社とはどんな会社なのかは知っていても、派遣の仕組みについてきちんと理解している人は多くないかと思います。派遣のお仕事を始めるにあたり派遣の仕組みを理解することは大事なことです。本記事では正社員と派遣社員の雇用の仕組み・派遣の種類別の仕組みから派遣社員の実態やメリット・デメリットなどをしっかり解説して参ります。

派遣会社とは

ここでは「派遣社員とはなにか?」について、正社員と派遣社員の違いから説明していきます。

正社員と派遣社員の違い

正社員

正社員と派遣社員とでは、雇用主と雇用形態のいずれも異なってきます。正社員は基本的に、企業が従業員と直接的に雇用契約を結び、その企業の正社員として働く「直接雇用」の形態を指します。

企業が従業員を正式に雇用したのちにさまざまな支社に配属になることがありますが、その場合においてもその会社の1支店に異動になっただけなので、雇用形態自体が変わるわけではありません。正社員は直接雇用なので、給料も雇用主である企業から支払われます。

派遣社員

上記の直接雇用の形態を取る正社員に対し、派遣社員は派遣先の企業と直接的に雇用契約を結ぶわけではなく、派遣会社と派遣社員が雇用契約を結んだのちに、その派遣社員が派遣先の企業に配属となる「派遣雇用」の形態を指します。そのため、派遣先の企業と派遣社員自体が雇用契約を結ぶわけではありません。こちらの給与に関しては派遣雇用なので、派遣先の企業ではなく雇用主である派遣会社から支払われます。

【種類別】人材派遣の仕組み

「人材派遣」と一言で言っても様々な種類があり、大まかに分けると登録型派遣、無期雇用派遣、紹介予定派遣の3形態があります。ここではその3形態について詳細に説明していきます。

登録型派遣

登録型派遣は最も一般的な派遣形態です。派遣会社があらかじめ派遣希望者を派遣社員(この段階での扱いはあくまで登録であり雇用契約は結ばない)として登録・ストックしておき、その後派遣先企業からの人材派遣の要請に応じて、マッチングした人材を派遣雇用という形で初めて雇用契約を結ぶ形態を取ります。

派遣には「派遣法」というルールがあり、同一部署への派遣は3年を上限とする決まりがあるため、通常は期限を定めての派遣という形になります。この派遣法の例外として、満期ごとに部署を変えて同一人物の派遣を継続することは可能です。

無期雇用派遣

無期雇用派遣とは、期限を決めて派遣を行う登録型派遣とは違い、派遣社員は派遣会社の正社員となり、派遣会社の正社員という立場のまま派遣されるというものです。

また、給与形態においても、登録型派遣の場合の派遣社員は派遣会社の正社員ではないため、派遣されていない期間は無給となります。これに対して無期雇用派遣の場合は、派遣会社の正社員のため仮に派遣されていない期間であっても給料が発生します。

紹介予定派遣

紹介予定派遣は、一定の派遣期間の後、派遣先企業と雇用契約を結ぶことを前提とした派遣形態です。派遣法において紹介予定派遣の期間の上限は6ヶ月と定められており、この期間内で派遣を行います。この場合における派遣先との雇用契約の種類は、正社員もしくは契約社員となっています。

派遣会社の派遣社員として働く人の実態

ここでは、派遣社員として働く人々について、仕事内容や年収、男女比や年齢など、派遣社員の実態について記載していきます。

仕事内容

仕事内容についてですが、様々な業種において派遣の仕事があります。販売員やドライバー、工場など、実に幅広い業種から自分の分野を選択できます。

給料・年収

派遣社員の給料・年収ですが、株式会社マンパワーの調査によると、男女混合での平均月収が27万円、平均年収が328万円となっています。男女別では男性平均年収が366.6万円、女性が289.6万円、その差額は77.0万円となっています。
さらに業種別平均年収で見ると、SE・プログラマー等が506.5万円、ユーザーサポート・ヘルプデスクが370.2万円と、業種によってかなりの差があることがわかります。
これらの給料は基本的に派遣先の企業が派遣会社に対し派遣費用として支払った料金のうち、必要経費を差し引いてから個々の派遣社員に支払われます。一般社団法人日本人材派遣協会の調査によると、派遣料金の内訳は70%が派遣社員の賃金、13.7%が派遣会社諸経費、10.9%が社会保険料、4.2%が派遣社員有給休暇費用、1.2%が営業利益となっています。

年齢・男女比

派遣社員の年齢や男女比についてですが、こちらも一般社団法人日本人材派遣協会の調査によると男女比においては全国141万人の派遣社員のうち、男性が56万人、女性が85万人というデータが出ており、平均年齢については株式会社マイナビの調査によると、派遣社員の平均年齢は38.1歳となっています。

派遣会社の派遣社員として働くメリット・デメリット

ここでは正社員ではなく、派遣会社の派遣社員として働くメリットやデメリットをご紹介します。

派遣会社の派遣社員として働くメリット

有名企業で働くことも可能

正社員と違い、派遣社員では数段階に及ぶ入社試験に合格する必要はありません。正社員であれば、学歴から審査が入り、試験や数段階の面接を受け内定に辿り着かなければなりませんが、派遣社員では派遣会社に対する登録だけで済むパターンもあるため、有名企業で働く事だけを考えると、正社員と比べ難易度は高くありません。もちろん有名企業が派遣を依頼する場合はそれ相応のスキルや実務経験を求めるため、誰でもOKというわけではないことに注意が必要です。

スキルアップのためのサポートが受けられる

派遣会社にとって、たくさんの企業に次々と派遣社員を送り出さなければ利益がでません。それにも拘らず、登録された派遣社員のスキルが全員低かったとしたら、派遣会社は質の良い派遣社員を提供できず、信用を失い契約を失ってしまいます。そのようなことにならないために、各派遣会社は派遣社員に対してスキルアップのサポートを様々な形で行っています。このようなスキルアップのサポートを受けられるのは派遣会社の強みの1つだと言えます。

都合に合わせた働き方ができる

正社員と違い、派遣社員では様々な条件や時間を選択できる(業種による)ので、自分のライフスタイルに合わせた働き方を選択することができます。近年ではフレックスタイム制を導入している企業も増えてきたため、より自由な働き方を選択できるようになりました。フレックスタイム制とは、日々の始業時間や終業時間を自分で選択できる制度です。

派遣会社の派遣社員として働くデメリット

重要、高度な仕事は任せてもらいにくい

当然ですが、派遣社員はあくまで派遣社員であり、その企業の正規従業員ではありません。簡単に言うと、その企業の中で「この業務に関してはうちの社員を回さなくてもできるよね」という業務において派遣社員を要請することがほとんどです。

中には社員の中に専門職要員がいないため、専門職として派遣されることもあります。しかし、いずれの場合においても会社の中核業務や高度な仕事に正社員以外を就かせることは企業にとってリスクが伴うため、任せてもらえることは少ないでしょう。

契約が終わると仕事がなくなる

無期雇用派遣や紹介予定派遣ではそのようなことはありませんが、基本的な派遣形態では派遣期間が決まっているため、その期間を終えるとその会社では働くことができなくなり、言わば無職状態となります。

運良くすぐに次の派遣先が見つかればいいですが、場合によっては派遣要請自体が無い、または自分のスキルに見合った仕事が無いこともあり、仕事が無い状態が続くことがあります。

収入は安定しない

上記で記載した通り、仕事が無い状態があることや派遣先によって給料が変わることなどを考えると、派遣社員は収入面において非常に不安定な状態であると言えます。特別なスキルや職務経験を持っていればいるほど収入は増え、安定する傾向にあるため、派遣社員は派遣として働きながら常に自分のスキルを向上させていく必要があります。

正社員よりも派遣の方がいい人の特徴

ここでは、個々の特徴に応じて正社員よりも派遣社員が向いている場合について説明していきます。

スキルアップしたい

派遣社員は正社員とは違い特定業務のみを任されることになるため、経営学上のジョブ・ローテーション(様々な部署を定期的に異動し全体的な知見・視野を身につけるもの)によるゼネラリストとしてのスキルアップではなく、特定業務に集中することによりスペシャリストとしてスキルアップを目指すことができます。

先述したように派遣社員業界においては特定業務の派遣要請が非常に多いため、「手広く何でもできます」というよりも「○○の業務に関して専門的な知識や実務を有しています」という方が強い場合が多いです。そのため特定のスキルアップをしたい場合においては正社員よりも有利と言えるでしょう。

趣味や習い事をする時間もしっかり欲しい

派遣社員の場合、「残業の有無」などを限定して派遣先を決定することもできるため、私生活を充実させたいという方には非常に向いています。正社員の場合はそのような事を言ってもいられず、どうしても仕事メインの生活になってしまうことが多いです。

派遣社員の場合は自分のスタイルに応じて、副業として空いた時間に働きたい場合や、学業や家の都合で勤務時間が限定されているという場合においても柔軟に決定することができます。

まとめ:派遣社員として働く前に仕組みを理解しておこう

このように、派遣社員と一重に言っても様々な種類があります。この記事を参考に、自分に合う派遣の形態はなにか、業種やスタイルはなにかをしっかりと理解して、自分のライフスタイルを充実させていきましょう。

派遣バイトで働く前の準備についてもっと知りたい方は、以下をチェックしてみてください。

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