2021/08/11
短期・日払バイト

派遣社員は掛け持ちは可能?社会保険や確定申告・メリットデメリットを解説

この記事を読むのに必要な時間は約 12 分です。

派遣社員は掛け持ちしても大丈夫?

最近ではダブルワークが流行ってきていて、掛け持ちをする人が増えています。
今の世の中の働き方は主に3つに分けられており、正社員・アルバイト・派遣といった働き方があります。
正社員は基本掛け持ちが禁止されていますが、アルバイトや派遣は許されているところが多いです。
しかし、アルバイトの中には面接の時にバイト掛け持ち禁止と言われた方も多いかと思います。
では、派遣はどうなのでしょうか。
この章では派遣の掛け持ち事情について解説していきたいと思います。

掛け持ちは法律的には問題なし

結論から言うと派遣は掛け持ちをしても法律的に問題ありません。
労働基準法や派遣法などの法律では、派遣社員が掛け持ちをすることを禁止していないので掛け持ちすることはできます。
しかし、注意しなくてはならないのが就業規則で掛け持ちが禁止されている場合です。
最初の説明会などの時に就業規則についての説明が必ずされるので、その時に掛け持ちができるかどうかを確認するようにしましょう。

同業社間では禁止の場合もある

掛け持ちができたとしても、同業社間では禁止されている場合もあります。
派遣先で知り得た顧客情報や機密情報が他社に流出してしまった時に、もしあなたが他の派遣会社にも所属していたと分かるとあらぬ疑いをかけられてしまう可能性があります。
そういったことがないように同業社間での掛け持ちを禁止しているところもあります。

派遣社員が掛け持ちをするメリット

派遣の掛け持ちが大丈夫だった場合に掛け持ちをするメリットは何があるのでしょうか。
この章では派遣社員の掛け持ちのメリットについて解説します。

収入がアップする

仕事を掛け持ちしている人の多くは今の収入よりももっと多く稼ぎたいと思って始める人が多いと思います。
しかし、掛け持ちせずに一つのところでシフトを多く入れればいいのではないでしょうか。
ですが実際には仕事を掛け持ちする方が収入が増えやすいのです。

例えば、シフトを月曜から金曜全て入れたとしても仕事の依頼がこなかったりすることがあります。
そのような時に、その日はもう一つの方の仕事で働くというような柔軟な働き方ができるのです。

仕事の経験を積める

一つの仕事をするよりも掛け持ちをして複数の仕事をする方がより多くの経験を積むことができます。
色々な仕事を経験して多くのスキルを身につけたいと思っている人は、接客業とデスクワークなど全く別の業務に挑戦してみると良いかもしれません。

派遣社員が掛け持ちをするデメリット

掛け持ちをすることで収入が増えたり仕事の経験を積むことができるというメリットがある一方で、実はデメリットもあります。
それはどんなデメリットなのか、この章で解説していきます。

スケジュール管理が大変

仕事を掛け持つ上で特に気をつけなくてはならないのがスケジュール管理です。
中には、メインの仕事の方にシフトを入れていたのに、もう一つの仕事の方にもシフトを入れてしまったことがある人もいるかもしれません。

掛け持ちをしていたらよくあることですが、突然のキャンセルなどは仕事先の人にとても迷惑をかけることになります。
そのようなことを防ぐために、自分でスケジュール帳に予定を記入するなどの工夫を行うようにしましょう。

体力的な負担が増える

仕事の時間が増える分、休みの時間も減るので、体力的な負担もどんどん増えていきます。
若い時期はまだ体ももちますが、歳をとるにつれて疲労も蓄積しやすくなります。
また、掛け持ちをする人の中には昼間働いて夜もまた別の仕事で働くと言った人もいます。

短期間ならまだいいですが、長期間このような働き方を続けると最悪倒れてしまいます。
大事なのは自分の体力に合った働き方をすることです。

日払いバイトのメリット・デメリットについてもっと知りたい方は、以下をチェックしてみてください。

年末調整と確定申告に関する注意点

この章では、派遣社員が掛け持ちをする際の年末調整と確定申告の注意点について解説していきます。

そもそも年末調整・確定申告とは?

年末調整とは、1月1日から12月31日までの1年間の所得税の総額を再計算し、毎月徴収していた概算額の合計と比較することで過不足金を調整することを言います。

確定申告とは、1月1日から12月31日までの1年間の所得(給与所得や事業所得など)にかかる税金を計算して、国に納める税額を報告することを言います。
確定申告は毎年2月16日から3月15日までに行わなければいけません。

通常であれば、年末調整を行えば確定申告を行う必要はありません。
しかし、派遣を掛け持ちしている場合は自分で確定申告を行う必要があります。
では具体的にどういったことを行うのか解説していきます。

年末調整の手続きは、片方の派遣会社でする必要がある

毎年11月になると派遣会社から年末調整に必要な書類が届きます。
派遣を掛け持ちしている場合は両方の会社から届くことになりますが、年末調整は片方の派遣会社だけで行うことになっています。
また、扶養控除や保険控除の提出を行っている方の会社で年末調整をする必要があります。
もし両方の会社で年末調整を行ってしまうと控除が重複して正しい課税ができなくなってしまうからです。

派遣の掛け持ちは、確定申告を自分で行う必要がある

派遣を掛け持ちしている派遣社員の人は確定申告を自分で行う必要があります。
年末調整を片方の派遣会社で行い、年末調整を行わなかった方の会社からの所得は自分で計算をし、確定申告を行わなくてはいけません。
収入が年間で20万円以内であれば確定申告を行わなくていいと言われていますが、本業とは別に副収入がある場合は確定申告を行う必要があります。

確定申告の手続きの際は、確定申告書以外にも源泉徴収書や保険料控除証明書などの提出も求められます。
事前に会社からもらっておくようにしたり、すでにもらっている場合は確定申告までに保管するようにしましょう。

社会保険・雇用保険に関する注意点

私たちが毎月もらっている給料は色々なものが天引きされて私たちの元に入ってきます。
例えば社会保険や雇用保険がそうですが、派遣の掛け持ちをした場合、控除の方はどうなるのでしょうか。
この章では派遣を掛け持つ際に関して二つのケースと収入が130万円以上の場合について解説していきます。

派遣社員が社会保険に加入できるケース

社会保険は正規労働者だけではなく派遣社員のように非正規労働者も加入することができます。
派遣社員が社会保険に加入できるかは一つの会社で加入条件を満たしているかどうかによって変わってきます。
例えば、健康保険と厚生年金に加入するには以下の条件を満たす必要があります。

週の所定労働時間が30時間以上(正社員の4分の3以上)で、月の所定労働日数が15日以上ある場合
・契約期間が2ヶ月以上
・75歳未満

週の所定労働時間が20〜30時間時間未満(正社員の4分の3未満)、または月の所定労働日数が15日未満の場合
・契約期間が2ヶ月以上
・75歳未満
・月の賃金が88,000円以上
・該当する従業員の雇用が1年以上見込まれている
・雇用する会社の従業員が501人以上※
・昼間学生ではない
※従業員の数が500人以下でも、労使で合意がされていれば適用範囲内です。

上記の条件を満たしていれば社会保険に加入することができます。
ここで大事なのは一つの仕事先で条件を満たしているかどうかです。
2つの仕事先の時間を合わせるのではなく1つ1つの仕事先で時間や日数を計算するようにしましょう。

両方の派遣会社で社会保険の条件を満たすケース

両方の派遣会社で先程紹介した条件を満たしていた場合、どちらの会社にも社会保険の加入対象になります。
このようなケースでは、どちらの会社にも社会保険に加入する必要があります。
また、それに加えて別の手続きも行わなければいけません。

複数の社会保険に加入することにより、管轄する年金事務所や保険者も複数になってしまうので、年金事務所か保険者を選んで管理してもらうといった手続きです。
この手続きは事実発生日から10日以内に行う必要があり、郵送や窓口受付の他にもインターネット申請も行うことができます。
その際には、健康保険・厚生年金保険被保険者選択・2以上事業所勤務届・健康保険被保険者証(すでに協会けんぽの被保険者の場合)を年金事務所に提出する必要があります。

収入130万円以上の場合は注意

注意しなくてはならないのが配偶者や親の扶養に入っている人です。
そういった人は年間で130万円以上を稼いでしまうと、社会保険の扶養から外れてしまいます。
また、一つの会社だけでなく、働いている会社を合わせて130万円なので気をつけるようにしてください。
もし超えてしまった場合は自分で国民健康保険や国民年金保険に加入しないといけなくなります。

派遣会社を掛け持ちしていた人の体験談

実際に派遣会社を掛け持ちしていた人の体験談を見てみましょう。

まとめ:ポイントを押さえて、楽しく確実に収入アップしよう

今回は派遣の掛け持ちのメリットやデメリット・確定申告や社会保険などについて解説しました。
仕事を掛け持つと体力面で辛くなったりスケジュール管理が大変ですが、収入が増えたり複数のスキルを身につけることができて魅力的ですよね。
また、今回ご紹介した確定申告や年末調整の決まりをしっかりと守り社会保険について理解することで楽しく確実に収入アップをしていきましょう。

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