2022/08/05
派遣

派遣会社に登録する際に志望動機は必要?例文を交えながら履歴の書き方を解説

この記事を読むのに必要な時間は約 18 分です。

「派遣会社に登録したいけど、履歴書の志望動機に何を書けばよいのか分からない」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、派遣会社の人事担当者監修の元、派遣会社に登録する際の志望動機の書き方や、紹介予定派遣の志望動機を例文を交えながら解説します。
この記事を読めば、派遣会社の志望動機がスラスラ書けること間違いありません。
派遣会社の志望動機で悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

派遣バイトで働く前の準備についてもっと知りたい方は、以下をチェックしてみてください。

結論:派遣会社に登録する際の明確な志望動機は不要

まず結論から述べます。派遣会社に登録する際には、明確な志望動機は必要ありません。
派遣社員として派遣会社に登録する段階では、どの業種、どの会社に派遣されるかはまだ確定していません。どこに派遣されるかも明確になっていない中で、「明確な志望動機を」求めるのは少し無理があります。
しかし、空欄では印象が悪くなってしまいますし「やる気がない」と思われてしまうこともあるかもしれません。この記事では志望動機の例文もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
中には、派遣会社に対する「なぜうちの派遣会社なのか?」という志望動機を求められる場合がありますが、その程度の準備で十分でしょう。人材業界全体で見ても志望動機を求められることは少ないです。

派遣会社に登録するだけだから

基本的に派遣社員として派遣会社に入社する場合は、基本的に各派遣会社が準備した職務経歴などのフォームに必要事項を記載していくような「登録」ベースで行われます。

もちろん、どこの誰だかわからない人を他社に派遣するわけにはいきませんので身分証などの提出は求められますが、厳正な面接や試験などによって振るいにかけられるわけではありません。

派遣会社で重視されるのは派遣先との「条件やスキルの一致」

派遣での活躍を目指している方が知っておくべきポイントは、「派遣会社は派遣社員と派遣先とが条件やスキル面において一致しているかを見ている」ということです。

希望業種がある場合には、派遣先の業種からの要求に対して「自分がどのような技術、能力をもってそのニーズに応える事ができるか」というアピールをしていきましょう。

職務経歴書が必要な場合も

派遣会社によっては職務経歴書を要する会社もあります。これは「どのような職務経験があるのかわからないと他社に紹介することができない」という考えからです。
もし職務経歴書や後述する志望動機などにおいてわからないことがあった場合は、派遣会社に問い合わせると、エージェントがしっかりと書き方やポイントを教えてくれることが多いので活用しましょう。

紹介先の企業で志望動機は聞かれるのか

派遣で働く際には、事前に企業との顔合わせや職場見学をする場合があります。
顔合わせで緊張する方は多いですし、志望動機を聞かれるのかどうか気になる方もいるでしょう。
ここでは、派遣先や派遣予定先から志望動機を聞かれる事があるのかどうかについて詳しく説明していきます。

派遣社員や無期雇用派遣の場合はほとんど聞かれない

企業から見た場合、派遣社員として配属となった人材は既に企業の要求を満たす人材である事が前提であるため、わざわざ深堀りして個別に志望動機を聞くという動機がありません。
その会社の正社員として入社試験を課すわけではなく、要求しているスキルをもって対象となる仕事をこなしてもらえれば企業にとっては良いからです。
派遣社員や無期雇用派遣として配属される場合には、志望動機を聞かれることはほとんどありません。しかし、もし聞かれた時に全く何も答えられないのは印象が悪いので、一応用意しておくと安心です。

紹介予定派遣として働くなら志望動機は必要

派遣の形態の中でも、紹介予定派遣として配属される場合には志望動機が必要です。紹介予定派遣は一定期間の派遣契約の後、派遣先企業と直接雇用契約を結ぶことを前提としたものであり、当然その際には派遣先企業の社員となるため志望動機が必要となってきます。

しかしこの際も派遣会社のエージェントがしっかりとサポートしてくれるので、不安になる必要はありません。

次項に紹介予定派遣の志望動機に書くべき内容を挙げるので、ぜひ参考にしてください。

紹介予定派遣の志望動機に書くべき内容

紹介予定派遣は先に述べた通り、派遣先と直接雇用を結ぶことを前提とした派遣形態なので、正社員の就職試験と同じようにしっかりとした志望動機が求められます。
この他にも、常用型派遣という期限を設けずに派遣先で働く形態の場合にも希望動機が求められることがあるでしょう。その内容について、具体的に説明します。

仕事に対しての熱意

当然ですが、派遣されるにあたっての大前提となるのが「仕事に対する熱意・やる気」です。どれだけ優秀な人物であっても、熱意を感じられなければ採用を見送られることになってしまいます。

まずは「なぜその業界で働くのか」を伝えましょう。例えば映画制作会社に派遣される場合、以下のような伝え方が考えられます。

「幼い頃に観た映画に大きな感動を覚え、その感動がいつまでも忘れられず、いつの日か自分も映画を通じて人を感動させたいと夢見ていました。学生の頃は映画研究サークルに所属し、自主映画を制作して大学の学祭で上映したり、コンテストに応募したりしていました」

このような業界自体に非常に強い興味を持っていることがわかる動機は、対象となる業界においてはもちろん有効です。まずはその仕事全体に対する自分の熱意を伝えられるような志望動機を考えましょう。

紹介予定派遣先の企業で働きたい理由

次に重要となってくるのが、「その仕事に熱意・やる気を持った上で、どうしてその企業で働きたいのか?」というポイントです。

先の例の続きでお話すると、「映画制作自体に興味を持ったのはわかったけど、なぜこの会社なの?」ということです。ここでは「なぜその会社でなければならないのか」をアピールできる動機を考えていく必要があります。

例えば、

「御社の映画では○○において○○という特徴があり、更には○○の技術においては他社の追随を許しません。私はずっと御社の特徴や強みを参考にしておりました。」

というような、その会社の独自性や強みをしっかりと見ていることがわかるような動機は採用担当者からとても好まれます。

志望動機でプラスとなるポイント

それでは、志望動機でプラスとなる3つポイントをご紹介します。

・自分を採用することで企業側にどんなメリットがあるか伝える

・事前に企業の理念や方向性を予習しておく

・コミュニケーション能力と度胸

以上のポイントを押さえておけば、企業にいい印象を与えることができるはずです。それぞれ詳しく見てみましょう。

自分を採用することで企業側にどんなメリットがあるか伝える

自分の強みを述べることは大切ですが、自分を採用することによって相手企業にとってどのようなメリットがあるのかを的確に伝えることも重要です。

よく採用担当者に残念に思われる方の例として、「自分の能力や実績のアピールばかりする人」が挙げられます。

もちろん、アピールできる能力や実績があることは素晴らしいことです。しかし、採用担当者が重要視するのは、「この人を採用したら自社にどのような利点があるか」という点。

自己PRもしっかりと盛り込みつつ、この点をしっかりと伝えられるようにしましょう。

自分を採用することで企業側にどんなメリットがあるか伝える

採用担当者は日々面接を通じてたくさんの採用候補の方と接しています。その中で企業理念を挙げてアピールする方が非常に多いのですが、これだけでは弱いです。

「なぜ、自分は対象となる会社の理念に感銘を受けたのか?そしてなぜ、一致していると言えるのか?」という具体性がないと、「なるほど、志望動機マニュアルによく書いてある内容を読んできたのか」と、返って悪い印象を与えることになってしまう場合もあるでしょう。

企業の理念や方向性と自分の思想が一致している事を具体例を挙げて説明できるよう、事前にしっかりと予習しておきましょう。

コミュニケーション能力と度胸

最後に、もっとも大切なのは「コミュニケーション能力と度胸」です。

採用担当をやっていて非常に残念に思うことの1つとして挙げられるのが、せっかく高い能力があると予想されるのに、コミュニケーション能力が無いために採用を見送るパターンです。

採用担当者は完璧を求めていません。もちろん能力や実績は重要な要素ではありますが、最終的には「人」で判断します。

ハキハキと笑顔で話をし、会話のキャッチボールが途切れず、予期しない事で多少ミスをしてもあっけらかんと次のことに対応できるような度胸を持っている方は、ある意味「最強」です。

どうしても緊張してしまう……という方は、まずは落ち着いて、早口にならないようゆっくりと話す、相手の目ではなく顔のどこか一部を見て話す、事前にしっかり練習するなどの対策をしておきましょう。

志望動機の例文をご紹介

相手企業に良い印象を与える志望動機のポイントについてご紹介してきましたが、ここでは以下の状況に分けて例文をご紹介します。

・経験のある職種の場合

・未経験職種の場合

・その他・熱意の伝わる例文

自分に当てはまる例文を参考に、好印象な志望動機を作成しましょう。

 

経験のある職種の場合

経験のある職種の場合は、前職で培った経験とスキルをアピールするチャンスです。

使用できるソフトや、持っている資格、前職でどのような仕事を経験したかをわかりやすく説明しましょう。

また、ネガティブな理由での転職ではないことを述べるのも大切です。

【ウェブ製作会社の場合・例文】

大学卒業後にプログラミングスクールに通い、HTML、CSS、JavaScript、PHP、Rubyなどを学び、PHP技術者認定試験上級を所有しています。

前職では、ウェブサイトのデザインからフロントエンドのプログラミングにかけての業務を担当していました。しかし、前職ではウェブデザインについてはあまりポリシーがなく、システム構築に特化された業務を続けていました。

これからもこの仕事を続けていく上で、ウェブデザインについてもより理解を深めていきたいと考えていた所、御社が製作されているウェブサイトのユーザビリティや視認性に感銘を受けた為、応募を決意いたしました。

 

未経験職種の場合

未経験の仕事に挑戦する場合は、

・今までの経験をどう活かすことができるのか

・資格取得や、仕事内容について勉強中であることをアピール

以上のようなことを意識すると良いでしょう。

【介護業界の場合・例文】

学生時代はサッカー部に所属しており、現在も地域のサッカーチームで活動しています。

私はスポーツを通して、仲間とのチームプレイの大切さや、目的を果たすために努力する・練習することの大切さを学びました。

介護業界は未経験の職種ですが、私がスポーツを通して培った、組織で行動する協調性、目標達成のための努力や体力は仕事にも活かせると思い、志願いたしました。

自分の経験を仕事に活かしつつ、現在は介護免許取得に向けて勉強中です。

その他・熱意の伝わる例文

企業に熱意を伝えるためには、

・企業で取り組みたいことを伝える

・なぜその企業でなければならないのか伝える

以上のようなポイントを意識すると良いでしょう。

【飲食業界の場合・例文】

家族での外食は、楽しく特別な時間でした。御社のレストランは幼い頃から利用しており、その時に家族で食べた味は、今でも忘れることができませんし、大切な思い出となっています。

私は、御社を通して家族団らんの時間の大切さや、食事の時間を共有することの大切さ、楽しさを知りました。今度は私が、多くのお客様に食を通して素敵な時間を共有してもらいたい、家族や大切な人との絆を深めてもらいたいという気持ちから、御社を志願いたしました。

もし御社で働くことができたら、家族みんなで楽しめる、より魅力的なメニューの開発や、お店の環境作りに取り組んでいきたいです。

 

志望動機や履歴書作成でよくある質問

派遣会社への志望動機でよくある質問として、「なにを書けばいいのかわからない」、「好印象のポイントとなる点を教えて欲しい」という質問がよく上がります。

ここでは、履歴書作成時によくある質問にお答えしていきたいと思います。

志望動機で書いてはいけない・言ってはいけないことは?

志望動機で書いてはいけないことをいくつかご紹介します。

 

自分のマイナスな側面を伝えてしまう

志望動機の中で、短所などを聞かれることもあるかと思います。その時に、全く事実ではない短所を伝えてダメージを回避する方が多いですが、これは賢明ではありません。働いてから自分で自分の評価を落とし、無駄に苦労することになりかねないからです。

あくまで事実は事実として伝える必要がありますが、この中で重要なのは「マイナスのイメージを与えた後に、マイナスのまま終わらせない」ということです。

「僕はこのような点が短所です。」で終わらせた場合、相手はマイナスのイメージを持ったままその会話を終えてしまいます。

一方で「僕の短所はこのような点ですが、このような点に気をつけるようになってから改善されてきました。今後も意識していこうと思っています」と、プラスで終わることができれば、相手の印象もプラスで終わるでしょう。

 

・更なる転職を予感させるような発言をしてしまう

採用担当者は当然、自社で長く働いてくれるであろうという前提で紹介予定派遣や常用型派遣を派遣会社にお願いしているわけです。それにも拘らず、スキルアップやキャリアアップを大々的に押し出してしまっては、採用担当者は採用を見送る決断を下す他なくなってしまいます。

上昇志向は重要ですが、やる気と上昇志向とは別物です。あくまで対象となる企業に沿ったアピールをしていきましょう。

 

経歴書には単発の派遣就業や派遣バイトの経験も書いて良い?

こちらは基本的にはNGです。職務経歴書はあくまで社員ベースで実務経験を示すものなので、短期バイト、つなぎバイトにおいては記載するのは基本的には控えましょう。

しかし、対象となる企業の業務に直接的に関わる業務におけるアルバイト経験や長期間行っていたアルバイトがある場合には、記載しておくとプラスの印象を与えることも。応募する企業によって、臨機応変に内容を変えると良いでしょう。

 

空白期間がある場合はどうすれば良い?

就業していない空白期間がある場合、企業に悪い印象を与えないか、正直に書いて良いのか迷ってしまう方もいるでしょう。

履歴書には全ての職歴を記載する必要があるため、空白期間がある場合も正直に記載する必要がありますし、誤魔化すことはできません。

嘘を書いてしまうと、就業開始してからのトラブルに発展してしまったり、経歴詐称として内定取り消しとなる可能性があります。

空白期間があることで自信をなくしてしまう方もいるかもしれませんが、履歴書に書けない空白期間があったからといって、何もしていなかったわけではないと思います。空白期間をマイナスとして捉えず、働くための準備期間であったことや、理由を志望動機につなげられるように整理してみましょう。

 

パソコン?手書き?どちらで作成すれば良い?

履歴書や経歴書は、パソコンで作成すると便利ですよね。

日本の企業では、「手書き=やる気・誠意」と見なされる場合がありますが、近年はそのような風習は少なくなくなっており、パソコンで作成する方も多いです。

迷った際には手書きで作成すれば安心ですし、逆にパソコンを使うことの多いITやベンチャー、外資系企業ではパソコンで作成した履歴書の方が好印象の場合もあります。

手書きかパソコン作成かが合否を左右する可能性は低いため、対象の企業から指定がない限りは、自分の作りやすい方法で作成すると良いでしょう。

まとめ:派遣会社は志望動機を重視しない

結論としては冒頭にあった通り、基本的に派遣会社は志望動機を必要としません。しかし、派遣の形態によっては必要となる場合もあるので、必要になった時のために準備しておくと安心です。この記事を参考に、有効な志望動機を用意しておきましょう。志望動機が必要になった場合においても、派遣会社のエージェントがサポートしてくれる場合がほとんどなので、安心して臨みましょう。

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