2022/08/04
派遣

派遣社員でもクビになる?その理由や回避方法、クビ宣告後の対処法もご紹介

この記事を読むのに必要な時間は約 17 分です。

派遣社員として働き、自分なりに仕事を頑張っているけれど、
「もしクビになったらどうしよう」
「クビを宣告されてつらい」
といった不安や、つらい心境をお持ち方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、派遣でクビになってしまう理由や、クビが確定した後の対策についてご紹介します。

クビにならない方法を知っておけば、仕事にも安心して取り組めるはずです。
一方で「クビになりたい」と願う方には、辞めたい時に実践すべきことをご紹介します。辞職への抵抗感がなくなり、その後も落ち着いて行動ができるはずです。
何としてもクビを避けたいと思っている方や、または辞めさせられた後の対策が知りたい方は、是非ご覧ください。
派遣社員がクビになる原因や仕組み、対策方法などを理解して、働く時の不安を無くしましょう。

派遣でクビと言われる原因TOP7

まずは、クビになってしまう原因について考えてみましょう。
派遣先から「クビ」と言われるからには、理由が必ずあります。
「派遣切りで真っ先に切られる人」「使えない人」「クビになる人」には、ここで紹介する7つの原因のいずれかに当てはまっている可能性があります。
また、この7つの理由は派遣社員だけでなく、社会人としてすべての方に気を付けて欲しい理由ばかりです。それぞれを詳しく見ていきましょう。

ミスを改善できない

一度や二度のミスは仕方ありませんが、何度も注意されているにもかかわらず同じミスを繰り返す人はクビにされてしまう可能性があります。
一般的には「何度も同じミスを繰り返す=人の話を聞いていない」と認識されてしまいますから、職場での信用を得ることができず「あの人は仕事を任せられない人」というイメージが定着し、いずれはクビになってしまうことに。
ミスを防ぐには、自分で対策を実践することが大切です。
よく間違える作業の場合は二重チェックをしたり、自分で作業の手順をノートにまとめて都度確認したりといった改善策を周りに示すようにしましょう。
ミスをなくすことはもちろん大切ですが、ミスを削減するための対策をしている誠意を周りの人に示すことも大切なことです。

派遣先企業の経営が悪化した

会社の経営悪化が理由でクビになった場合は明らかに不可抗力ですから、あなたが気に病む必要はありません。
クビになった理由としては仕方がないことです。
しかし「しょうがない」で終わらせるのではなく、その後に必要な手続きを忘れないようにしましょう。
後に詳しく述べますが、派遣社員でも派遣先都合での退職の場合は貰える手当があります。
できる限り損をしないように、各種手続きをしておきましょう。

人間関係に問題がある

派遣社員であったとしても、派遣先で人間関係のトラブルはご法度です。
「正社員じゃないから腹が立つ相手にこれくらい言ってもいいだろう、すぐ関係なくなるし」と考えるかしれませんが、派遣社員の方が正社員に比べてクビになる確率が高いです。
なぜなら派遣社員には「更新の有無」があるから。
人間関係でトラブルを起こした場合、すぐクビにはならないかもしれませんが「更新が無い=クビ」という形で派遣先企業から契約を打ち切られることがあります。

遅刻や欠席が多い

遅刻や欠席が多いと、会社の信用問題にも関わりますし、周りの社員にも迷惑がかかります。
時には電車の遅延や病気などのトラブルがあるかもしれませんが、頻繁な遅刻や欠席はクビになる原因になるでしょう。
最低限のマナーですから、社会人として気をつけてください。

勤務態度が良くない

休憩時間外に休んでいることが多いなど、明らかに仕事に対する態度が悪かったりすると、派遣先企業から「勤務態度が悪い」とみなされてクビになる可能性があります。
仕事はちゃんとしていても、就業中の私語が多いことや上司の指示を聞かないことなどの要因がクビにつながることも十分あり得ますから、勤務態度には気をつけましょう。

犯罪で会社に損害を与えた

クビになっても仕方がない理由です。

犯罪とは、法を犯すことです。
勤務以前の問題で社会的に問題がありますから、あなたの信用を損ねることはもちろん会社のイメージ低下に直結します。

くれぐれも犯罪でクビになるという悲しいことは避けましょう。

派遣の「3年ルール」

派遣社員には「3年ルール」というものがあります。

派遣の3年ルールとは、原則として「派遣社員は同じ派遣先の同じ部署で3年以上は働けない」ということを定めた制度です。

これはクビではないですが、制度として定められているため、回避することはできません。企業から正社員として契約の提示や、部署の移動を言い渡される場合は引き続き同じ職場で働くことができますが、派遣先企業から継続して働いてほしいという希望が出なければ、そのまま契約終了となってしまいます。

クビになりやすい人の特徴とは

企業の経営の悪化などの場合はこちらに原因はありませんが、上記でご紹介した原因からもわかるように、仕事をクビになる方には特徴があります。

遅刻や欠席が多かったり、普段の勤務態度が悪い方はもちろんクビになる可能性が高くなるでしょう。

慣れない仕事で、最初にミスをするのは仕方のないことです。しかし、そういったミスがいつまでも改善されなかったり、直そうという努力ができない方は注意が必要となります。

社会人として当たり前の責任を持った行動をしていれば、クビになる可能性は低いです。クビになりたくない!という方は、普段の勤務態度を今一度見直してみてくださいね。

クビは何日前に宣告される?

「今日でクビだ!」なんてセリフをテレビドラマや漫画で見たことはありませんか?

もしもクビ宣告されてしまった場合は、次の職探しや失業手当の手続きなど、やらなければならないことがたくさん出てきます。そんな時に、当日いきなりクビにされてしまったら困りますよね。

企業は、従業員の解雇を行う際は少なくとも30日前に解雇の予告をしなければなりません。

事前の予告を行わない場合は、30日分以上の平均賃金(解雇予告手当)を支払わなければならなかったり、クビの原因が不当である場合は解決金を請求することもできます。

突然のクビ宣告を受けた場合は、しっかりと自分の権利を主張しましょう。

派遣でクビと言われた後にすべきこと

クビにならないように気を付けていても、実際に会社側からクビを宣言されてしまった場合は撤回が難しく、なかなかどうすることもできません。
しかし、クビになった後もしなければならないことがたくさんあります。
急に「クビね」と言われても慌てず被害を最小限にとどめるために、やるべきことを確認しておきましょう。

必要ならば引き継ぎをする

クビになったら自棄になり「もういいや」と投げ出したくなることもあるでしょう。
しかし、会社での業務の引き継ぎは確実にしておかなければなりません。
あなたしかできない仕事の場合、あなたがいなくなった後に引き継ぐ人が困ることは確実にわかっています。
後任の方のために引き継ぎをすることは、社会人としてのマナーですから守りましょう。

残った有給休暇を消化する

もしあなたが有給を残した状態で辞めることになったのであれば、有給休暇はしっかりと取得してから辞めましょう。

有給は働く人の権利です。
特に会社都合でのクビであれば、あなたに後ろめたいことはありませんから、派遣会社に相談して確実に有給を取得しましょう。

お世話になった人に退職の挨拶をする

「立つ鳥跡を濁さず」と言いますが、例えどんな辞め際であったとしても、お世話になった上司の方や同僚には挨拶をしましょう。

しっかりと最後の挨拶を済ませることで、自分の中でも踏ん切りがつき気持ちよく次のステップに進むことができますよ。

解雇予告手当を請求する

明らかに不当な理由でのクビ宣言の場合は「解雇予告手当」を請求しましょう。

名称から手続きが難しく感じるかもしれませんが、内容としては
「従業員に対して解雇日の30日以上前に、解雇予告せず解雇を行う場合、支払いが義務付けられている手当」のことです。

「解雇予告手当」に関しては厚生労働省のホームページに詳しい記載がありますから、気になる方は一度確認しておくと良いでしょう。

休業手当を受給する

もしあなたが「派遣先企業から不当にクビの宣告をされたが、まだ同じ企業で働きたい」という意思がある場合、休業手当の受給をできる場合があります。

休業手当は平均賃金の6割以上を受給できる重要な手当ですから、可能性がある場合は派遣会社に申請をしましょう。

失業保険を受給する

派遣社員という雇用形態であっても、仕事を辞めた際には失業保険を受給することができます。
失業保険を受給したい場合は、地域管轄のハローワークへ行きましょう。
受給には細かな条件や書類提出が必要ですから、ハローワークに確認しながら手続きを進めていきましょう。

新たな仕事を探す

手当の申請も大切ですが、並行して新しい仕事を探すことも忘れずに。

派遣会社から新しい求人を案内してもらうことももちろんですが、これを機に一度自分がどんな働き方をしたいかをじっくり考えてみるのも良いでしょう。

派遣社員の仕組みやお金についての詳細を知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。

派遣でクビにならない方法は?

仕事をクビになるということは、本当にショックな出来事ですよね。
しかし、次の職場で同じ失敗をしないために気持ちを切り替えて、クビにならない方法を考えていきましょう。
・ミスを繰り返す
・勤務態度が悪い
という2点に関しては対策法がありますから、ご紹介します。

ミスをしないよう意識し意欲的に働く

一般的には、「ミスを繰り返す=仕事ができない」という認識を持たれます。
したがって、ミスを繰り返すことが無くなれば、仕事ができる人とまではいかずとも「脱・仕事ができない人」を実現できるでしょう。
ミスを減らすためには、自己改革が必要です。
・二重チェックをしてミス確率を減らす
・ミスしやすい箇所に注意書きをしたり、自分の中でミス防止のマニュアルを制作したりして持っておく
上記2点を心がけることにより、ほとんどのミスを減らすことができます。
また、慌てて仕事をするとどうしてもミスを起こしやすくなりますから、落ち着いて仕事をするように心がけましょう。

勤務態度を見直して改善する

「あの人は態度悪いよね」とイメージが定着すると、どんなに仕事を頑張っても色眼鏡で見られてしまい挽回は難しいです。
・あいさつや返事は必ずする
・日頃から周りとのコミュニケーションをとる
・服装や髪型、行動にだらしなさを感じさせないよう意識する
・遅刻や欠席をしない
上記のポイントを守るだけで印象は劇的に変化しますから、是非実践してみて下さいね。

派遣をクビになりたいと感じる理由

今までとは逆に、「もう自分からクビになって辞めたい」と感じる意見について詳しくお話していきたいと思います。
仕事がストレスで辞めたいと考えている時には、「クビになる方法」を探している方も多いようです。
しかし「クビにしてほしい」「辞めたい」と思うまでには、何らかの前兆や理由があるはずです。
そんな方は、以下のような不満を持っていませんか?
ここからは「クビになりたい」と思う理由と、その改善方法についてご紹介していきます。

体に負担がかかるから

今の派遣先での仕事が体力的に厳しい場合、体への負担から「もうクビにしてほしい」と感じることがあるでしょう。
体への負担は次第に精神をも蝕んでいきますから軽視してはいけない要因です。

給料が低いから

「仕事の内容に給料が見合っていない」と感じた場合も、仕事を辞めたくなる原因になるでしょう。「給料=自分の評価」ですから、「こんなに頑張っているのに」と自分の気持ちと実際の金額に齟齬がある場合は、自分のスキルをいかすことのできる仕事への転職も考えるきっかけにもなります。

仕事が面白くないから

給料や体力的に問題がなくとも、「仕事がつまらない」という理由で仕事をクビにしてほしいと考える人もわずかですがいます。
仕事にやりがいや達成感を得たい人であれば、単調な仕事に飽きがでて「辞めたい=クビにして」という考えが思い浮かぶのでしょう。

派遣をクビになりたい時に実践すること

自分でクビになりたい、会社側から辞めさせるように仕向けたい時に、実践すると効果的な方法をご紹介します。
「クビになるように仕向ける」ということ自体があまりおすすめできる方法ではありませんが、やむを得ない場合は以下の方法を活用してくださいね。

派遣会社に相談してみる

クビになりたいがために無理やり勤務態度を悪くしたり、仕事で大きなミスをしてあなたの印象を悪くするのでは、誰も幸せになれません。
まずは、派遣元である派遣会社に相談をしてみましょう。
「クビになりたいほど思い悩んでいるのか」ということが派遣会社にも伝わり、正常な判断をして一番適した解決方法を提案してくれます。

労働基準監督署に相談してみる

派遣会社に相談してもあまり良い対応が見られなかった場合は、もう一歩踏み込んで労働基準監督署に相談してみましょう。

行政機関ですから、あなたの立場を非常にリベラルな立場で考えて解決法を提案してくれます。

退職代行サービスを使ってみる

クビにしてほしいくらいに悩む場合、多くが派遣先企業との関係が良好でない場合です。
ですから「辞めたい」と言えない状況にあることがほとんどです。
「辞めたいといえないからクビになるのを待っている」というのであれば、「退職代行サービス」の利用を検討しましょう。
民間のサービスはもちろんですが、労働組合が運営している退職代行もあります。
「人に頼むなんて」と抵抗はあるかもしれませんが、一人で思い悩む前に一度確認してみましょう。

クビになりたいなら転職して自分に合った仕事を始めよう

仕事をクビになりたいと思ったら、思い切って転職してみましょう。

クビになりたいと思った時には、まず派遣元である派遣会社への相談をおすすめしました。派遣会社は企業に合った人材を派遣するのが仕事なので、今までの勤務状況やあなたのスキルを考慮して、次の仕事探しを手助けしてくれるはずです。

まずは派遣会社に相談すれば、そのまま転職活動もスムーズに行うことができるのではないでしょうか。

まとめ:派遣をクビになったら他の職場を探してみよう!

今回の記事では、派遣で働いているがクビになりそう・なったという方に向けて「なぜクビになったのか」が分かる理由と、その対処法をご紹介しました。

また、現在の仕事が嫌で自らクビになりたいという方に向けても、できる対策や使える機関をご紹介しました。

クビになるということは気持ちのいいことではありません。

経営面での解雇であれば、派遣社員はまっさきに矛先が向いてしまうので仕方がありません。しかし、自分に思い当たる理由があるのであれば、対策をして次の職場では同じ失敗を繰り返さないことが大切です。

手当等の申請はしっかりと済ませ、新しいスタートを切るために対策をして備えましょう。

メリットデメリットを含め、派遣の仕事について詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。

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