2023/01/02
その他・バイト全般

ダブルワーク希望の履歴書の書き方は?職歴の例文や志望動機も紹介

この記事を読むのに必要な時間は約 13 分です。

ダブルワークで働き始めることを決めたけれど、「履歴書をどう書けば良いのか分からない」「そもそもダブルワークって履歴書に書くもの?」といった疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、履歴書へのダブルワーク職歴の書き方や書く際のポイント、書く前の注意点などをご紹介します。ダブルワーク初心者が悩みやすいポイントを踏まえて丁寧に解説するので、これから履歴書を準備する方はぜひご覧ください。
履歴書作成のコツをしっかりと押さえて、安心して面接に挑みましょう。

ダブルワークや副業バイトは会社にバレる?

2社以上の会社で働いているのは、基本的には会社にバレると思っておいたほうが良いです。なぜかというと、会社の雇用保険は同時に2社以上で加入できず、この段階でどちらかの会社にバレることになるからです。

さらに、年末調整あるいは確定申告で収入や税金の金額が合わなくなるという点からも、会社にバレる可能性があります。

ダブルワーク希望を履歴書に書いた方が良い理由

アルバイトであれ社員であれ、ダブルワークを経歴書に書かずに隠そうとすると経歴詐称に当たる可能性があります。また、掛け持ちをしている企業にも迷惑をかけてしまう可能性が高いので、隠してダブルワークを行うのは絶対にやめましょう。

ここでは、しっかりとダブルワークを伝えることによるメリットを解説していきます。会社には、ダブルワークを隠さずしっかりと伝えるようにしてください。

融通が利きやすい

ダブルワークを隠しながら就業した場合、当事者は常にその事を隠すための行動を取らなければいけません。社会人ですから、時には想定外の事が起こり予定が大幅に狂うこともあるでしょう。

ダブルワークであることを履歴書に書かないでいた場合には、当然どちらの企業にも相談できず板挟みに遭い、結局辛くなるのは自分です。

あらかじめダブルワークであることを伝えておけば、どちらの企業からもダブルワークについての理解が得られて、隠すことなく働けます。バイトであればシフトなどの融通も利かせてもらいやすくなるため、企業に相談してみましょう。

確定申告が堂々とできる

企業の中には、ダブルワークを始めとした副業を禁止しているところもあります。ダブルワークをしていると、年末調整や源泉徴収、確定申告などの際に隠し切るのがかなり難しいため、毎回バレるリスクに怯えなければいけません。

ダブルワークをしていることを事前に伝えておけば、確定申告などの際も堂々と行うことができます。途中でバレると厄介なことになりかねないので、黙っていることは基本的に避けましょう。

やる気を伝えることができる

意味もなく自分の貴重な時間を削り、ダブルワークをする人は少ないと思います。「稼ぎたい」「本業でできない仕事をしてみたい」など、やはりダブルワークをするには何かしらの理由があってのことである場合が多いため、仕事に熱意があると判断してもらいやすくなるのです。

応募先に「ダブルワークをしたい」と伝えておけば、熱意をアピールできる可能性があります。ダブルワークによってどちらかの勤務が疎かになるようなことはないという点と合わせて、しっかりと伝えましょう。

ダブルワークの履歴書を書く前に注意すべきこと

ダブルワークの履歴書を書く前に、まずは注意点を確認していきましょう。ここでは、履歴書を書く前に確認しておくべき注意点を2つご紹介します。

現在の会社の規則によっては副業を届け出る

在籍している会社がダブルワークやその他の副業を許可していたとしても、企業によっては申請や届出を提出しなければならない場合があるので、注意してください。この規則を知らないまま、規則に反して隠れるような形でダブルワークをしてしまうと、最悪クビになることも考えられます。会社の規則をしっかりと確認した上で従うようにしましょう。

応募先の会社が副業を許可しているかを確認する

コロナ禍の不景気や働き方改革などによってダブルワークを許可している会社も増えてきていますが、禁止している会社も多々あります。

会社で副業が禁止されている場合は、潔く諦めるようにしましょう。雇用保険や年末調整、確定申告などは、詳細な手続きを踏めばバレずに行うことも不可能ではありませんが、会社にバレたら居場所を失う可能性があります。

禁止されているのが分かった上でダブルワークを行う場合は、それ相応の覚悟を持って臨むようにしましょう。

履歴書へのダブルワーク職歴の書き方

アルバイトであれ社員であれ、ダブルワークの職歴はしっかりと履歴書や経歴書に記載しましょう。ここでは、具体的な記載方法についてご説明していきます。

職歴の書き方①現在既に働いている

新たな職に応募するとき、現在すでに働いている人は、しっかりと在職中であることを記載しましょう。具体的には、下記の通りです。

○○年○月 ××社 入社(雇用形態も記載する)

○□年□月 ××社 在職中

このように、現在働いていて、さらにダブルワークとして応募先に入社したいということを明確に伝えるようにしましょう。

職歴の書き方②書く内容が多い場合

①のようにダブルワークであると記載する中で、会社の数が多く書く内容が多い人は、見やすさを重視しましょう。例えば一定期間で3社で勤務していた場合には、下記のように記載します。

○○年○月 ××社 3社で勤務(雇用形態も記載する)

1社ずつ書いてしまうと明らかに見づらくなってしまうというときは、まとめて記載することも可能です。もちろん、ここに関して面接官から質問される可能性が高いので、しっかりと答えられるように準備しておきましょう。

職歴の書き方③昼間は会社勤めで夜はバイト

昼間は会社員として働いて夜にバイトをしたいという方は、①と同様の記載方法で構いません。具体的には下記のような書き方です。

○○年○月 ××社 入社(正社員として)

○□年□月 ××社 在職中

正社員であることが分かれば問題ありません。正社員であることを隠したとしても、保険などでバレるため、虚偽の記載はやめましょう。

職歴の書き方④過去のダブルワーク経験

過去のダブルワーク職歴を記載する際は、2通りの記載方法があります。それは、働いていた会社ごとに記載するパターンと、時系列順で記載するパターンです。

時系列があまりにも複雑に絡み合い、見る側がすぐに分からないであろうと予測できる場合には、会社ごとに記載しましょう。記載方法は①から③のような形で問題ありません。

時系列で書いても伝わると判断できる場合は、時系列順に記載する方法でも良いでしょう。

ダブルワークの履歴書で好印象を与える志望動機

ダブルワークの意思を伝えるとマイナスの印象を与えてしまうと思われがちですが、実際には必ずしもそうとは限りません。

ここでは、ダブルワークの意思を伝えた上で好印象になるためのコツについて記載していきます。

ダブルワークで経験を積みたい

ダブルワークの意思を伝えた上で好印象を与えるためには、伝え方に注意をしましょう。ダブルワークをする上で会社にメリットとなる点を見つけて、自分がダブルワークで経験を積むことによってどのようにプラスに作用するのかを伝えられれば、悪印象を与えることはありません。また、その際には、どちらの仕事にも悪影響を与えないように働くことを伝えると良いです。

過去の経験を活かして働きたい

自分がどのような経験やスキルを持っているのか、そしてそれをどのようにダブルワークに活かすことができるのか、面接官に「採用するメリットがある」と思わせられる内容を伝えましょう。本業の経験がどのように活かせるのか、具体的なエピソードと合わせて伝えるとアピールをしやすいです。

働いてスキルを身につけたい

「働いてスキルを身につけたい」というのは一見プラスな印象ですが、伝える際にはあくまで自分よがりのメリットとならないように注意してください。仕事は個人の経験やスキルを身につけるために行うものではなく、会社が期待している成果を出すために行うものです。

自分がスキルを身につけて成長をしたいというだけではなく、スキルを身につけることによって仕事にどんな良い作用をもたらすのかといった部分まで詳しく伝えると良いでしょう。

生活費や学費のため仕事を増やしたい

経済的な理由でダブルワークをするというのは、自分の生活に強い責任を持っているということなので、かなり好印象を与えられるでしょう。企業側からすると「中途半端に投げ出さず一生懸命働いてくれるだろう」という安心感があるのです。

これは既婚者にもいえることで、家族を守らねばならないという責任感を企業が感じてくれれば、中途半端なことはしないだろうという安心感につながります。

学生であっても、「学費のためにたくさん働かなければならない」「一人暮らしをしていて生活が厳しい」といった状況であれば、同様の安心感を与えられるはずです。

副業で派遣のバイトをしたい、派遣に登録して短期のバイトを行いたいという方は、下記の記事で派遣会社に登録する際の志望動機について解説しているので、以下をチェックしてみてください。

ダブルワーク中の履歴書を書く際のポイント

ここまで、ダブルワークをするときの履歴書の書き方などを解説しました。ここからは、ダブルワーク中の履歴書を書く際のポイントをご紹介します。志望動機の書き方でお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

副業と本業の時間的なバランスを説明する

ダブルワークを考えている人に対して企業が気になるのが、「どのような時間配分で働いていくつもりなのか」という点です。本業ばかりに注視して、副業はおまけ感覚で行われるとなると、企業もあまり良い印象は持ちません。

自分の1日、あるいは1週間の生活の中で、どのような時間配分で働いていくつもりなのかは、事前に伝えておくようにしましょう。事前に伝えておけば、「自分で思っていたよりも長時間勤務が多くなって両立するのがキツい」といったトラブルも起こりにくくなるなど、自分にもメリットがあるのです。

シフトに入れる曜日と時間帯を示す

これは上記と同じような理由になりますが、どの曜日に働けるのか、何時から何時まで勤務ができるのかといった点も履歴書に記載しておくと良いです。「平日の夜に働きたい」「休日だけ働きたい」など、本業との時間の兼ね合いも含めて伝えるようにしておくと、後々トラブルになるリスクを軽減できます。応募先企業との擦り合わせをしておけば、自分の希望シフトを把握した上で採用してもらえたということになるため、シフトの調整をしてもらいやすいでしょう。

これは履歴書に記載欄が付いていることもありますが、上記と同様の理由で、いつ、どのくらい働くことができるのかを明確に記載するようにしましょう。

自己アピールで得意なことを伝える

ダブルワークをする方は、本業で行っている仕事の経験や、本業で得たスキルなどを自己PRすると良いでしょう。履歴書によっては、「自己PR」を記入する欄があるものもあります。

そのため、履歴書に記載する、もしくは面接で伝える形で、自分が応募先企業にどのような良い影響を与えられるのか、採用することでどのようなメリットが得られるのかをしっかりとアピールすると、応募先企業から良い印象を得やすいです。

まとめ

ダブルワークを隠して働くと、さまざまな点に気を使いながら仕事に臨まなければならなくなるため、無駄なストレスを抱え込むことになってしまいます。

無理に嘘をついてまでダブルワークを嫌う企業に応募するのではなく、あくまで自分の状況を伝えた上でも快く受け入れてくれるような企業に応募しましょう。そうすることで気持ち良く働けるようになります。

本記事を参考にして、気持ちの良いダブルワーク環境を目指してみてください。

執筆者

baito-note編集部

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