2022/05/16
お仕事内容

人気の高いイベントバイトとは。仕事内容や時給、口コミまで解説

この記事を読むのに必要な時間は約 16 分です。

コンサートや音楽フェス、スポーツの試合など、大規模なイベントで観客の誘導やチケットのもぎり、警備などを行う「イベントスタッフ」のバイトは人気が高く、一度はやってみたい!と思っている方も多いのではないでしょうか?

今回は、そんなイベントスタッフの仕事内容や、実際に働いた人の口コミ、よくある質問などをご紹介いたします。

イベントの種類

ベントスタッフとして働くことができるイベントは、

  • 音楽コンサート・フェス
  • スポーツの試合
  • 子供向けヒーローショー
  • アニメ・コスプレイベント
  • ディナーショー
  • 展示会
  • ワクチン接種会場
  • 株主総会

など、多岐にわたります。

非常に多くの人と触れ合う仕事のため、新型コロナウイルスの影響により案件の数は減っている傾向にありましたが、現在ではコンサートなども通常に行われることも増えてきましたので、これから案件が増えてくることが予想されます。

また、近年ではワクチン接種会場の誘導作業なども案件として増えています。

イベントバイトの仕事内容

イベントバイトの仕事内容は、主に「会場設営」「販売」「運営」の3つに分けられます。

会場設営

会場設営の場合は、会場内の機材やテントなど、大きなものを運んだり、組み立てたりすることが多く、力仕事をする場合もあります。

イベントが始まるまでに設営をしなければならないため、短時間であることも多いです。

そのため、体力に自信がある方や短時間で稼ぎたいという人に向いている仕事内容です。

大変な部分もありますが、チームを組んで1つのものを作り上げる達成感を味わうことができるでしょう。

設営以外にも、夜間の撤去作業も募集があることがあります。

会場設営バイトの主な仕事内容

  • 荷物・機材の運搬
  • 椅子を並べるなどの客席準備
  • ブースやテントの設置・装飾
  • 片付け作業 など

販売

イベント会場でグッズや飲み物を販売する仕事です。

重い荷物を持つことが少ないため、体力に自信がない方でもできる仕事です。多くの人に接する必要がありますので、接客のスキルや素早く会計を終わらせるスキルが必要になります。

ですが、接客業やレジ打ちなどのバイトをしたことがある方はすぐに慣れることができるでしょう。

販売のイベントバイトの主な仕事内容

  • 商品のレジ打ち・会計
  • 注文されたグッズのピックアップ など

運営

イベント会場に来る方の誘導や、席への案内、消毒・検温の呼びかけなどを行う仕事です。

力仕事はほとんどないですが、仕事によっては長時間外で立っている必要があります。

会場内の警備や席案内をする場合には、仕事をしながらとはいえ、無料でアーティストの音楽が聞けることもあります。また、イベントの裏側(スタッフルームや楽屋など)を見ることができるので、イベント関係の仕事に就きたいと考えている方は勉強にもなるでしょう。

運営スタッフは基本的に接客が伴いますので、接客が得意な方は楽しく仕事ができるかもしれません。

イベント運営スタッフの主な仕事内容

  • チラシ配布
  • 会場・席への案内、誘導
  • 受付
  • チケットもぎり
  • 会場アナウンス
  • 会場警備
  • 消毒・検温の呼びかけ など

イベントアルバイトの平均時給・勤務時間

イベントアルバイトの平均時給は、イベントが行われる場所や派遣会社によって異なりますが、1,000円~1,300円程度です。

時給ではなく、日給で支払われることもあります。

深夜や早朝ですと、深夜手当などがつくため、時給も高いことが多いでしょう。

イベントバイトの平均勤務時間は、仕事内容によって異なりますが、イベントは基本的に半日~1日がかりであることが多いです。そのため、勤務時間の平均は5時間~8時間程度となるでしょう。

また、イベントは土日に行われることも多く、平日の勤務はなかなかありません。

設営や撤去作業の場合は早朝・深夜に行われることがあるため、開始時間と拘束時間は応募する前にしっかりと確認しておきましょう。

拘束時間は長く、イベントの開始時間と開始後に人の出入りが多くなるため、短時間で仕事がぐっと増えることがあります。

そのほか、昼食が出るかどうかや交通費が支払われるかどうかなど、福利厚生についても事前に確認しておくと良いでしょう。

イベントのアルバイトのメリット

人気のイベントバイトですが、イベントバイトをするメリットとはどのようなものがあるのでしょうか。

イベントバイトのメリットは主に以下の4つ。

・芸能人に会える可能性がある

・達成感がある

・接客スキルを付けられる

・無料でイベントに参加できる

これらのメリットについて、以下で詳しく解説いたします。

芸能人に会える可能性がある

アイドルやアーティストのコンサートの場合、運営スタッフとして楽屋の準備やアーティストの案内などを任されることもありますので、芸能人に会える可能性も高いです。

会場内の警備をする場合には、ステージを見ることは基本的に許可されないため、直接は見ることができませんが、運が良ければ演奏を生で聞くこともできるでしょう。

芸能人の仕事に関わることができるため、音楽が好き、イベントが好き、エンタメ業界で働きたいという方にはおすすめです。

達成感がある

イベントバイトは複数人でチームとなり、業務にあたることが多いです。

開演時間までに会場設営を終わらせる、チケットもぎりを終わらせる、などの目標があるため、チーム一丸となって連携し、終わらせることができれば、達成感を得ることができるでしょう。

また、運営スタッフは接客の業務も多く、来場した方にありがとうとお礼を言われることもありますので、イベントの成功に寄与できたという達成感ややりがいがある仕事です。

接客スキルを付けられる

イベント会場には多くの人が集まります。イベントスタッフはイベントを楽しみにしている方に気を配り、楽しんでもらえるような接客をしなければなりません。

多くの人と一緒に働く中で、人と接するときの話し方や対応の方法を学ぶことができるかもしれません。

人と話すスキルを身につけたい、接客業・サービス業で働きたいと思っている方には、ピッタリのアルバイトです。

無料でイベントに参加できる

観客ではなく、スタッフとして無料でイベントに参加できるのもイベントバイトのメリットです。

大型のフェスなどで働く場合には、お昼休憩中に好きなアーティストのライブを見に行くことができるところもあります。

また、転職フェアや株主総会、展示会などのスタッフとして働けば、実際に企業で働いている社員さんと接することができるので、就職にも有利になるでしょう。

楽しいイベント会場で働くことで、楽しい気分を味わうことができるのもおすすめなポイントです。

イベントのアルバイトのデメリット

イベントバイトにはメリットも多く、人気も高いですが、少なからずデメリットもあります。

主なデメリットは以下の3つ。

  • イベント会場が遠い可能性がある
  • 残業が多い場合がある
  • 野外のことも多く体調管理が大変

これらについて紹介いたします。

イベント会場が遠い可能性がある

大きなイベントの場合、都心部から会場が離れている場合もあります。

野外フェスなどでは始発でいかなければならない、ということもあるでしょう。

帰りも同様に、家から遠い場合には終電が無くなってしまった……ということもあり得ます。

イベント会場はきちんと確認し、出勤・退勤が滞りなくできるような場所でのバイトをおすすめします。

残業が多い場合がある

コンサートやスポーツの試合は、終了時間が長引いてしまうこともあります。

そのため、バイトの終了時間もそれに伴って長引き、残業となってしまうことも。

イベントバイトに応募する際には、残業手当があるかどうか、終電の時間などを必ず調べておきましょう。

残業をしたくない、という場合には、時間がある程度決められている株主総会や展示会などのビジネス系イベントを選ぶと良いでしょう。

野外のことも多く体調管理が大変

会場への案内をする際には、野外で仕事をすることになります。また、グッズ販売などは外のテントで行う、ということもありますので、寒さ対策・暑さ対策は充分に行わなければなりません。

特に暑い時期に野外のイベントで働く場合には、熱中症対策や日焼け対策を万全にしておきましょう。野外で慣れない仕事をすると、体調を崩してしまう原因となりますので、しっかりとした体調管理が必要になります。

イベントアルバイトの口コミ、体験談

では、実際にイベントバイトに参加した方の口コミや体験談をご紹介いたします。

良い口コミ

飲食店でアルバイトをしていますが、

大学が夏休みで時間に余裕ができたのでイベントアルバイトをすることにしました。

コンサートイベントでチケットのもぎりをしました。

開場が夕方で開演までの2時間

2000人以上のチケットをもぎりました。

単純作業を長い時間していたので疲れましたが、

たまに、「ありがとう」と言ってくれるお客さんがいたので頑張れました。

私はチケットのみの担当だったので、

トラブルがあったお客さんの対応などは会場の人がしてくれました。

時給の割には大変な作業だったけど楽しかったです。

(20歳 学生 女性)


これまでは工場内での作業を選んでいたのですが、

たまたま好きなバンドのコンサートスタッフのアルバイトがあったので応募してみました。

会場内でお客さんの誘導などをしましたが、

お金を払わずにライブが観れたのは、とても得した気分ですね。

終演後はお客さんの誘導が大変でしたがやりがいのある仕事でした。

僕にとっては工場内の作業よりも向いていたようです。

これからは積極的に応募したいです。

(25歳 フリーター 男性)


仕事内容が楽しかった、楽だったという口コミや、コンサートの演奏を聞けたという口コミが多くありました。

イベントバイトは仕事内容も複雑なものは少なく、マニュアルが完備されていたり、口頭で指示が貰えるため、比較的単純作業が多いです。

そのため、技術を必要とする仕事は自信がない、という未経験の方でも安心してバイトすることができるでしょう。

悪い口コミ

友達と一緒にイベントアルバイトをしましたがもうやりたくないです。

せっかく友達と応募したのに、当日の仕事現場は離れていていました。

しかも仕事は外で看板を持って立っているだけです。

その日の気温は4℃でした。

すごく寒かったのにベンチコートしか支給してもらえなくて風邪をひいてしまいそうでした。

時給は確かに他のアルバイトよりも高かったのですが、もう応募しないと決めました。

(21歳 学生 男性)

外での業務が辛かった、という口コミがありました。

イベントでのバイトは、仕事現場がその場で決まることも多いので、友達と現場が離れてしまった、室内での作業が良かったのに野外での仕事を任されてしまった、ということはよくあることです。

コンサートが見たいからなどの理由で応募をしても、全く見れない可能性もありますので、仕事をしに行く、という気持ちを忘れずに勤務しましょう。

イベントバイトをするにはどうすれば良い?

イベントバイトをするには、

  • 派遣会社に登録する
  • イベント主催者のHPなどから応募する

などの方法があります。

主催会社は派遣会社に委託をし、一括で募集をかけるため、派遣会社に登録をして仕事を紹介してもらうことが一般的です。

全てのイベントが派遣会社で募集をかけるわけではないため、バイトしたいイベントがある場合には、イベント主催者へ直接応募した方が確実です。

募集するイベントによって給与や勤務時間・勤務場所、交通費の有無などは変わりますので、自分の条件に合ったものを応募するとよいでしょう。

派遣会社に登録する場合には、登録会に参加し、プロフィールの登録をするだけで済むものがほとんど。

志望動機やどのくらいシフトに入れるかなどは聞かれないため、主催者が募集しているものに応募するよりもハードルが低いでしょう。

イベントスタッフとして働きたい場合には、まずは派遣会社に登録してみましょう。

イベントバイトでよくある質問

では、イベントバイトをする際によくある質問とその回答についてご紹介いたします。

高校生でもイベントバイトはできる?

高校生でもイベントバイトをすることはできます。

派遣会社に登録し、イベントバイトに応募することでバイトができます。

ですが、警備の仕事は18歳以上からと法律で決まっているため、18歳未満は警備員として会場の警備にあたることはできません。

志望動機はどのように書けばいい?

志望動機には、

・イベントバイトで活かせる自分の経験

イベントバイトで活かせる自分の性格

・イベントスタッフとして働きたいという思い

を記載するとよいでしょう。

「単発で働きたいから」「芸能人に会えるかもしれないから」「楽そうだから」というような志望動機は、採用担当者にいいイメージを与えません。

「勉強のためにさまざまな経験を積みたい」「人と接するのが好き」「1つのものをチームで作り上げていく仕事がしたい」など、前向きでやる気が伝わるような書き方をするとよいでしょう。

イベントバイトは単発で働ける?

イベントバイトは単発で働けることがほとんどです。

音楽のコンサートなどは土日に開催されることがほとんどで、平日で単発で働きたい場合にはビジネス系のイベントが多くなることが予想されます。

イベントバイトは日払い可能?

イベントバイトは、日払いが可能なものもあります。

手渡しの場合や、振込の場合など、支払い方法は勤務先や登録した派遣会社などでも変わりますので、事前に確認しましょう。

まとめ

 イベントバイトは人気が高く、メリットも大きいのが特徴です。

ただし、楽そうだから、芸能人に会えるかもしれないから、といった軽い気持ちでバイトをすると、実際とのギャップで後悔することになってしまいます。

仕事内容や勤務先、残業代はでるのかなど、事前にしっかりと確認をしましょう。

イベントバイトをしたい場合には、派遣会社に登録することをおすすめします。

学生でも登録できる派遣会社がほとんどですので、イベントバイトをしてみたい方はぜひ一度登録してみてください。

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